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今回の旅は前半のイギリスを友人Aさん、後半のイタリアを私が計画し
二つの国を愛でようではないか、というものでした。
二つの国を周って、いいとこどりのゆっくり旅行をするのには
どうすればいいか、それぞれ考えた結果、
イギリスでは「レンタカー」でのコッツウォルズ小旅行を決行することになりました。
↑の写真は出発地点のオックスフォードにむかう電車の車窓からの風景。
ロンドンから出発!なんて無謀なことはできませんが・・・。
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↑は私たちの「レンタカードライブ」の背中を押してくれた本です。
実は知人が日本語カーナビでイタリアをすいすいドライブしたという話を
思い出し、いろいろ検索した結果この本で実際に使用された「ガーミン」という
カーナビに辿りつきました。
ポジティブなAさんは「ガーミン」を即お買い上げ。
10年物のカーナビに限界を感じていた私も続いて買い、
意外と安価なこのカーナビ「ガーミン」本体より高いマイクロSDカードによる
「ヨーロッパ全土版」を二人でシェアして買ったのでした。
もちろん音声は日本語で、「その先300メートルで左折です」
みたいに案内してくれます。
Aさんと私はいわゆる「国際免許」も申請し(お金を払うだけですが)、
彼女はグーグルストリートビューや現地の地図も把握して、日本で試運転。
家族からは「大丈夫かいな」と温かい心配もされたようですが、
いざ 出発進行!となったのでした。
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↑は コッツウォルズの玄関口 オックスフォード駅から近いレンタカー会社付近。
「ABBEY ROAD」なんて 一瞬ビックリしましたが、ロンドンではありませんよ。
日本から予約を入れていたので、受付もスムーズ。
「ここはこ~して、あ~して、はい、行ってらっしゃい。」
と、英語で簡単そうに説明して(本当はすごく心配していたかも・・・)
くれるのですが、古い車に慣れている私たちにとっては、
「ボタンばっかりやん、で方向指示器はすべて左って!」
「荒俣さんの本では駐車場で一回りして練習してから行くように、とあったね。
ここはすぐ路上だから、この辺を一回りしよう。」
「さっき来た駅まで行ってみよう。あっ、ワイパーが・・・」
「エンジンかかれへんわ、なんでやろう?」
「もっかい聞いてくるわ」
「お昼で会社閉めるねんて~」などなど、最初の一歩はなかなか難しかったのですが、
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↑ じゃ~ん!
最初の目的地、かのチャーチル首相の生家で世界遺産にも登録されている
「BLENNHEIM PALACE」へ見事到着いたしました。
「パチパチパチ」
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実はレンタカー計画のとき、日本にはないロータリー形式の
ラウンドアバウト と呼ばれるシステムがあって、それがややこしいのだと
聞いていたのでした。
実際、それは何回も現れました。
頼もしい「ガーミン」は ちゃんと指示、
「ラウンドアバウトにはいってください。その先1番出口です。」
とか言ってくれます。
どういうわけか、車内のどこにもくっついてくれなかった「ガーミン」は
助手席の私の手の中にずっとあり、すっかり私も「ガーミン」化してしまい、
わずかに遅いタイミングで音声を発する機械にかわり、ちょっと早めに
生ガーミンするのがだんだんうまくなってきました。
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Aさんも運転スイスイ。
きっとくたびれただろうけど、みんなの信頼を一手に引き受けて
最後まで一人で運転してくれました。
到着するたびに起こる拍手が彼女への感謝状がわり。
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↑ 一番遠くまでのドライブとなった これも世界遺産の「バース」。
ローマ人が残していった巨大浴場が、こんなにもちゃんとした形で
イギリスの地で残され、大規模な資料館と一体になって保存されているとは
思っていませんでした。
実はバースで突然の大雨に遭い、市内の駐車場や駅周辺でもいろんな人に
親切にしてもらいました。
「バースってええとこやね。」
「もっといたかったね。」
「大きな街でびっくりしたわ~」
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↑ バースに行くなら、ぜひ立ちよりたいというイギリス好きの希望がかなった
ブラッドフォード・オン・エイボンという小さな街にある その名も
「ブリッジ ティールーム」。
石造りの小さな橋のたもとにあって、1635年に建てられたTearoomでは
美味しいスコーンとお茶のセット(クリームティー)がいただけます。
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焼き立ての自家製スコーンは、ビクトリア時代のメイドさんの衣装をつけた
可愛い女性が運んできてくれます。
写真では大きさがわからないかも、ですが、かなり大きく
でも私は二つとも完食、ジャムとクロテッドクリームも全部平らげました。
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お店を出るころ、秋の終わりの夕闇が迫ってきました。
ぽつぽつ名残の雨も降る中、またしてもラウンドアバウトをいくつも越えて
ホテルに帰らなければなりません。
でも、みんなに心配されたラウンドアバウトにもすっかり慣れ、
「次は3番目の出口だから、右車線に入っとこう」とか ガヤガヤ。
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↑ 3日間のコッツウォルズの旅も 無傷で車を返すことができ、
再びオックスフォードに戻ってきました。
お目当てのクライストチャーチは時間外で観られなかったけれど、
その前にある「アリスショップ」に立ち寄りました。
オックスフォードもええ街やん!って みんな。
好きなだけいたら、日本に帰られへんねえ、どうする?
せっかくラウンドアバウトにも慣れたしね。
旅好き大阪人の会話でした。