旅の途中、ミラノに住むシニョーラが言いました。
「ミラノには本当にたくさん教会があって、それぞれガイドブックには載っていない
隠れた良さをいっぱい持っているのよ。」
その通りです、シニョーラ。
ローマでも絢爛豪華な教会をたくさん見てきたロザンナ先生と私。
ミラノでも教会を訪ねてみようではないの!とまずはドゥオーモに行ったことは、
お話ししました。
なので、今日はドゥオーモ近辺からぶらぶら歩いて行くことに。
ドゥオーモを背にして、左側、ちょうどPalazzo Reale (王宮)の裏側辺りから
スタートです。
誰にもらったか忘れたのですが、(そして手元にはもうない・・・)地図にある
教会のイラストが頼りでした。
それが↑のサント ステーファノ マッジョーレ教会。
Basilica di Santo Stefano Maggiore
18世紀、バロック様式の教会だそうです。
早速中に入ってみようとしたところ、すでに大勢の人が集まっていました。
その日は日曜日、みなさん、ミサに来られているのでした。
でもミラノなのに、集まっている人は、フィリピンの人が圧倒的に多いのです。
「母国語でミサをしてくれる教会があれば皆がそこにいく」とロザンナ先生。
そりゃそうですね。友達にも会えるし、母国語で思い切り話せるし。
納得です。
そういうわけで、満員の教会を後にしました。
後日 wikipediaで調べたところ、
画家のカラバッジョ(本名 Michelangelo Merisi)がこの教会で洗礼を受けた記録が
2007年にみつかったのだそう。
ということは、カラバッジョはミラノ生まれだったのですかね?
Santo Stefanoに隣接していて、当時は同じ教会の施設だと思って通り過ぎて
しまったのが↑の サン ベルナルディーノ アッレ オッサ教会。
Chiesa di San Bernardino alle Ossa
この教会にはびっくりの礼拝堂があったのです。
↑ La cappella dell’ossario ( 納骨の礼拝堂)
画像はwikipediaからお借りしました。
ちょっと見えにくいのですが、額縁の中にあるのはなんと人の頭がい骨!
しかもぎっしり!
今になって名前にOssa (骨)があることに気が付きました。
ちょっと長くなったので、この続きは次回に。