
↑ ミラノのドゥオーモ正面を背にして左側にあるMuseo del Novecento。
ノヴェチェントとは1900年代ってことだから、
日本語では「20世紀美術館」と呼ぶのがふさわしいのかもしれません。
でも、個人的には「ノヴェチェント」のほうが、しっくりくるなあ。
そのタイトルの映画もあったし、映画の始まりだったか終わりに
まるで本当に農民たちが前進してくるように見える1枚の絵が
映画の印象を力強いものにしてくれました。

その絵が↑。Giuseppe Pellizza da Volpedo作(1901)
タイトルは「Il Quarto stato」 画像はwikipediaからお借りしました。
この作品も展示されています。

Museo del Novecentoの存在を知ったのは
定期購読している月刊誌「Bell'Italia」2011年2月号の表紙から。↑
夜はこんな感じに見えるのですね。

↑ 横から見るとこんな感じ。
ロザンナ先生とはりきって教会巡りを続けようと思っていた前回の記事の日、
この日もそれはそれは暑い日で、
「アカン、頭がクラクラしてきた~。もう外を歩くのは体によくない」と、
予定の教会はパスしてこの美術館に飛び込んだのでした。
生き返った~
時には冷房もあまり効いていないミラノの美術館もある中で、
こちらの冷房は涙がでるほど快適でした。
そしてさらに嬉しかったのが、夏の無料期間中だったこと。
作品は撮影禁止だったのですが、(たぶん・・・1枚もないので)
美術館からの眺めはOKでした。
それが、また感激!

じゃん!

じゃじゃ~ん!
こんな涼しいところから、こんな近くに、こんな景色が眺められるなんて~。
ミラノ訪問が初めてのロザンナ先生、一応
「ドゥオーモのてっぺんにも上がれるけど、どうする?」と聞いてみると、
「今日はここからの眺めで大満足。今は全然上がりたくないわ」
とのお答え。
それほど、本当に暑~い暑~い日のミラノでした。
でも、ドゥオーモの上から見る景色も格別、
いつか暑くないときにお誘いしますね。