当時はANAがミラノまで直行便を飛ばしていて、ミラノには夕方到着できました。
バスに乗って着いたホテルはチェントロから遠い工業地帯?のようなところ。
周りは倉庫や会社ばかりでした。
その日の夕食はツアーに含まれていませんでしたが、ホテルのすぐ近くの
リストランテに添乗員さんと若干の「どうしたらいいんだろう組」とで
行きました。
でも、おいしかったという記憶はありません。
リピーター組は地下鉄に乗ってどこかへ出かけた様子。
その時間ならお店もおいしいリストランテも開いています。
(今なら私も絶対出かけています。)
開業したばかりのきれいなホテル、お部屋もぴかぴか。
テレビはイタリア語の放送見たい放題。だけどちんぷんかんぷん。
その日はおとなしく部屋で過ごし、翌日はバスで市内観光へと出かけます。
そして次の日。
まずはやはり大聖堂Duomoです。
あまりの大きさと荘厳さにびっくりしながら中へ入る私たちですが、
ここで添乗員さんから注意がありました。
「神聖な場所ですから、大声で話さないように。写真はOKですが、
人物を入れて背景に祭壇、みたいな記念撮影はしないように。」
と、言われて入場したにもかかわらず、ツアーの中に大胆にも
モデル立ちでポーズをとる若い女性がすぐそばにいたのです。
「あっ」と思う間もなく、大声でやってきたのは、すぐ近くで
床を掃いていた修道士風の大柄な男性。
多分イタリア語で言っているのでしょうが、明らかにものすごく怒って
持っていた箒でその辺にいた人たちを追い出しはじめたのです。
「そんな~」私たち何にもしていないのに~、まだ入ったばっかりなのに~
と言い返すこともできず、そのモデル立ちの女の子たちといっしょに
外に掃きだされてしまったのです。
あれから10年、ミラノに行くたびにDuomoへ行きますが、そんな光景を
見たことありません。
明日へ続く(画像は クリスマスの飾りがきれいだったガッレリア)