JR富山駅の前にある広場で見つけた薬売りの像↑
女の子は紙風船を持っているように見えます。
昭和の時代、我が家にも富山から薬売りのおじさんが定期的に来ていました。
置き薬を新しいものに取り替えて、使った分だけお支払いするシステム、
何も使わなかった時も「お元気でよかった」とニコニコしていたおじさん。
子供のいる家は「紙風船」をもらえました。
そんな記憶が蘇った富山が今年の秋の旅行先。
駅前からトラムに乗りました。
カラフルな車両やクラシックなものも。。。
なんだか ミラノにいるような感じです。
こんなトラムを見ながらランチをいただいたのは
「富山市ガラス美術館」(隈研吾氏設計)のカフェです。
窓際は特等席
富山市立図書館本館も中にあります。
こんな贅沢な空間で本を読めるなんて、富山の人はいいなあ。
滞在中の天気予報はずっと雨でした。
でも現地ではスーッと晴れて来たりするので、その晴れの隙間に行きたかったところへ。
徒歩、路面電車、タクシー、バス、で移動です。
私が富山で行きたかったところ、No.1が上の「富岩運河環水公園」
(ふがんうんがかんすいこうえん)
覚えにくい名前ですが、多分富山と海のある岩瀬をつないでいるからなのでしょう。
1日目はトラムで終点の岩瀬浜まで乗って町歩きをしました。
上の写真は二日目です。
↑ Wikipediaでお借りした画像はイタリア、コマッキオにある
運河にかかる橋 Trepponti です。
この橋をネットやテレビで見て以来憧れていました。
私の中で、富山の橋と重なるところがあり、
富山に行くなら是非とも行きたいと思っていました。
↑ 富山 富岩運河環水公園の岸辺には
世界一美しいスターバックス と言われるものがあります。
この対岸から運河を愛でる船に乗りました。
両岸は桜並木があったり、バードウォッチングができたり、ずっと先まで緑の道が続いています。
あれ?これはトリノで見た風景と何と無く似ている!
運河を走る船はやがて中島閘門(こうもん)へ。
ここで水の高さを利用したエレベーター体験をします。
船の案内人から「これはレオナルド・ダ・ヴィンチが考案したものなんですよ。」と
説明がありました。
思い出すのは
レオナルドが考案したいくつもの堰を通る運河を行く船で
イタリアのPadovaからVeneziaまで
ランチも含めた10時間の船旅。
ゆっくりゆっくり運河からやがて海に出る、
忘れられない体験でした。
新幹線に乗る前に駅の構内でお寿司のお弁当を買いました。
駅前から頻繁に出るトラムの駅を見下ろせるイートインスペースを見つけたので
いろんなトラムを見ながら最後の食事です。
何となくイタリアと似ていると思った富山の旅、
美味しいものもたくさんあって
そこもなんか似ているような気がするのですが。。。