Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

’97 初めてのイタリアその 8

2007-01-10 16:16:56 | ☆イタリア 記憶の風景


1月6日、朝から晩まで雨が降り続き、体が冷え切ってしまいました。rain


 切り売りのフォカッチャを暖めてもらい、小さなお店のベンチで食べたのを
 覚えています。
 おいしかったなあ。

 たしか、リコッタチーズとスピナーチ(ホウレンソウ)のフォカッチャだった・・・
 これで、ワインでも飲めば、体が温まるしいいんだろうけど、
 残念!このとき、まだ全然ワイン飲めなかった私です。

 足元からしんしんと寒さが伝わってくるフィレンツェ。
 居心地悪くても、早く部屋に帰りたい、そんな気持ちにさせる体調でした。
 そして、耳の痛みはピークに達し、シップ薬を小さく切って貼り付けても
 治まらなくなりました。
 もうダメと、添乗員さんに「お医者さんに行きたいのですが」と相談。
 すると、ローマに日本人のお医者様がいるから、待てますか?との答えでした。

 なんて我慢強かったことか!と 思い返します。
 「はい・・・」と答え、ローマに行けば良くなる、と思っただけで
 痛みが軽くなったような気がしたものでした。hospital
  今なら、きっと逆かも・・・

 そして翌日、1月7日は曇り。
 やっと、長い雨がやみ、霧が晴れ、バスの中からトスカーナの丘を
 見ることができました。


 道はウンブリアになり、バスの中から崖の上に立つ町が見えました。
 そこが、どこだか今もわからないでいます。
 
 バスの中はみんなお昼寝です。

 私はなぜか、このときの風景が忘れられず、ずっと起きて見ていました。

 「大きな町より、小さな田舎の方が好きかもしれない」と思いながら・・・

 明日へ続く。 
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