二日間のポルトヴェーネレ、
一番美しいと思ったのが、ホテルのテラスからのこの眺めです。↑
朝は特に素晴らしく、
朝陽がカラフルな家々を徐々にオレンジ色に染めていきます。
写真の下方に見えるのが、ホテルのレストラン。
朝食はこちらで、海を見ながらいただきます。
幸福だ~と思うひと時です。
さて、名残惜しいポルトヴェーネレですが、
私たちは次の目的地 トリノに向かうために
ホテルからラ スペーツィアの駅までタクシーで移動です。
とてもいい感じの運転手さんで、いろいろお話ができました。
花火がなんで真夜中に上がったのか、教えてくれたのは彼です。
そして、彼が私たちに聞きました。
「で、駅からどこへ行くのですか?」
「Torinoです。」
「何の電車で?」
「え?フレッチャ何とかで。日本からオンラインで切符も買ってるんですけど。」
「特急ですよね。それなら大丈夫と思いますよ。」
「どーゆーことですか?」
「今日はショーペロ(スト)なんですよ。
各駅停車みたいな普通列車はキャンセルされているそうですよ。」
一瞬 凍りつく私。
ええええ~!
続けて運転手さんがいうには、
「昨日ショーペロが決まって、 今日チンクエテッレに電車で行く人は
バスやタクシーの手配なんかでバタバタしてます。」
そっか。
昨日 海から見たチンクエテッレを走る電車がストで動かないんだ。
私たちは本当にトリノに行けるのか、心配になってきました。
駅に着くと運転手さんは
「ちょっと待っててください。確認してきますから。」
すぐに、
「大丈夫でしたよ。トリノ行きは出発します。」とのお言葉。
よかった、よかった。
こんな風に何が起こるかわからないのがイタリア。
やれやれです。
記念に駅の掲示板を撮影。↑
実際キャンセルもかなりあるようで、駅員さんは説明に大忙しでした。
タクシーの運転手さん、最近 やっとVeneziaに国内旅行したそうです。
日本はいいとこよ、ぜひ来てね!と宣伝しておきました。
「電車はものすごく正確にやってきますよ。」・・・
と、実感込めて。
我々のユーロスターは、昨日見た海を見ながら、
トリノに向かって走り続けました。
お願い、途中で止まったりなんかしないでよ。
時々ある車中アナウンスにはいつもより皆で聞き入っておりました。