花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

色付きが進む 冠岳花川公園 2023/11/19(鹿児島)

2023-11-20 17:34:07 | 自然観察
11月19日(日)冠嶽神社周辺の紅葉撮影は11日に続き今季2回目です。

冠岳花川砂防公園 手前は中国庭園(蓮苑) 以下の画像は11月19日に撮影


雲が多めで日差しが出たり消えたり、見た目が大きく変わる日でした。前回よりも色づきは進んでいましたが、例年に比べて見映えは今一つ。

11時34分 冠嶽神社の参道橋


若者カップルや家族連れを見かけましたが駐車場に余裕があり、日曜日としては人出が少ないようでした。

橋の手前右手の紅葉 茶色がかっている


例年ではもっと色濃い赤色ですが、今年は今一つさえません。

ただし、風景モードで撮影しているので彩度が少し高めで、見た目よりも色鮮やかに写っています。

同じく参道橋を川下から写す


この辺りは日当たりが良いですが、花川上流部は両側から山が迫っているので昼前後に少し日が差し込む程度です。

砂防公園広場横の紅葉


地元産品の販売店がありましたが、閑散としていました。かつては勤労感謝の日には、冠嶽の岩場で護摩焚きがあり龍踊も披露され、県内外から多くの人出でにぎわったものです。

望嶽亭


紅葉は主に砂防公園の花川沿いにあり、上流部の大師堂、冠嶽神社、砂防ダム沿いにもあります。

西側の徐福像に向かう道沿いにも点在しており、12月に色づく木もあります。

池に水はなし


水が張ってあると写り込みがきれいです。昨日は風が強かったので、落葉掃除に苦労されたのではないでしょうか。

冠嶽園横の紅葉


左手の黄色葉は例年ではもっと色鮮やかです。右手の2本もさえません。

台風の影響は少なかったものの、例年にない高温と雨不足が影響しているのでしょうか。

12時24分 この日一番の輝き


参道橋側に歩いていると日差しが眩しくなり、先ほどとは別な場所のように紅葉が輝いていました。

小まめに歩いて探し回るうちに絵になるところを発見できたり、雲の流れを待つうちに良い場面に巡り合うこともあります。

あっさり諦めて別な撮影地に移る方が良いこともありますが、諦めずに辛抱強く待つとか、何か別な被写体を探すなど気持ちを切り替えることも大事です。

大師堂の紅葉


こちらも普段より寂しい感じですが、残念だったのは御堂の四隅にあった風鐸(大きな風鈴のようなもの)が全て撤去されていたこと。

風で落ちると事故につながる懸念があり撤去されたのか、建物自体の老朽化も原因でしょうか。

花川上流部のモミジの色づきはもう少し先、機会を見て再訪したいものです。
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天候が回復 再訪いやしの里 2023/11/19(鹿児島)

2023-11-20 16:00:12 | 自然観察
11月19日(日)前日の強風が収まり、日の出前から出かけました。

7時17分 桜島と朝日 以下の画像11月19日に撮影


かごしま健康の森公園からの桜島です。雲の隙間からわずかに朝日が顔を出しました。

鹿児島の日の出は6時48分、朝日は25分ほどかけて桜島の中岳付近に顔を出し、少しずつ南岳上空に移って行きます。

7時56分 鹿児島市都市農業センター


今日は農林水産祭り、多くのテントが立ち並び出店の準備が慌ただしく進められていました。

昨日は強い風を伴って時々雨が降る、冬のような時雨模様でした。今朝も雲が多いものの、テントも飛びそうな強風が収まり何よりでした。

先週11月11日(土)に続いて再訪 冠嶽「いやしの里」


今日は宇都公民館横に車を止めて「いやしの里」まで歩きました。右側山手に道があり、さらに左側(西側)一段下の水田横にも並行して道がありました。

車の離合が難しそうと思いましたが、帰りには田圃横の道を走れば離合で戸惑うことはなさそうです。

11時8分 道路側から見上げる紅葉とミカンの木


東側が山林のため、全体に日差しが届くのは10時半頃からです。今日は家主の宇都さんにお茶をいただきながら、詳しくお話を伺いました。

今日一番の目的は大黒様


味わい深い棟瓦の大黒様をじっくり写すため、今日は三脚を利用しました。解体作業で古い家から取り外されたものだと聞きました。

近くに植えられている浜辺の植物ハマゴウは、初めて名前を聞くもので誰かが植えたものだろうとのこと。

先週よりも色づきが進んでいた


宇都さんはいちき串木野市の市街地に住んでいて、ここは生家。日常の管理を続けながら、紅葉時期は多くの人に楽しんでほしいと無料開放されています。

熊本の小国温泉の旅館で見た紅葉に魅了され、20年ほど前から生家跡を整備し、モミジを植えているそうです。重機を使い庭を山手側に3mほど拡幅、石垣が積まれています。

山間に入り込んだ場所のため近隣の数軒はすでに無く、家の管理、敷地内の雑草対策だけでなく獣害にも悩まされています。

イノシシだけでなくシカやサルの被害もあり、柿の実が食われモミジなど幼木の新芽も食われるそうです。

休憩所横のモミジ


こちらは黄色く色づいていて、一般には少ない品種のようです。

落葉も趣がある


かなり古い徳利もありました。幼いころに目にしたことがありますが、今は殆ど見かけません。

冬を彩る千両


正月飾りにも使われる千両の実が色付いていました。我が家では門松に万両の実を飾り付けていました。

休憩所と手前はピザ窯


宇都さんはいつまでここを管理できるかわからないと言われていましたが、息子さんが休憩所を造り、ピザ窯も工夫を重ねて一緒に造られたそうです。

まだ色づく木もある


木の種類はそれぞれで、色付く時期や色合いもさまざま。獣害で幼木が傷めつけられるなかで、これらの木は生き残りました。

早いものはすでに落葉していますが、まだ緑葉の木もあり後一週間ほどは楽しめそうです。

南西方向に見える冠嶽 右奥


私と宇都さんは同年代で昔話にも花が咲き、あれこれ案内してもらって庭先を撮影するうちに1時間半ほどが過ぎていました。

今日はありがとうございました。美しい山里の風景がずっと続きますように、来年も楽しみにしています。この後、冠嶽神社に向かいました。
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