花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

百年杉の一年生 上牛鼻の歌碑 2023/11/11(鹿児島)

2023-11-12 17:55:11 | 史跡巡り
11月11日(土)薩摩川内市の山中で珍しい石碑に出会いました。

作業小屋でしょうか 以下の画像は11月11日に撮影


ここは薩摩川内市樋脇町の山中、大規模畜舎が多い上牛鼻地区です。畜舎への作業トラックが通るだけの山道で目に付いた不思議な作業小屋。

すぐ横にはイチョウの木があり、特に目をひいたのはトタン板に白いペンキで書かれた、Tさん夫婦の歌でした。

はっきりと読める状態でしたので、これも何かの縁と考え紹介します。なお、個人名など画像の一部は加工して表示していません。

ここにもトタン板に書かれた歌が


「末期の思い」 春秋の 花葉眺めて とき偲び 沈む夕陽の 串木野の海
平成二十年六月一日 T 秀二(84才) ナミ(79才)

石碑など建てたいきさつ


ここに書かれている「世界一の社長」は樋脇町の世界一温泉のオーナーであり、広島県呉市の有限会社呉緑化センター社長・石内義夫さんと思われます。

ここの近くに大きな観音様などの石像を多数展示した石内義夫公園を開設されていますが、現在は閉鎖されています。

小屋の隣には立派な石造りの庭園に観音様


こちらもビックリ、石内義夫公園を思わせるような石造りの庭があり、歌の石碑や石塔、観音様が立っています。

石に刻まれた歌 小屋の壁にも書かれている


百才生きよと 毎春に 花見せ励ます 根性桜 一九九一年(平成三年) 



平成二十六年七月三十日付けでTさん夫妻の功績を記念碑に残すと、建立者石内義夫氏の名前が刻まれています。

百年杉の歌 


いつか世のため 人のため 役にたつとき きっとある 百年杉の一年生
平成三年四月 地主 六十七才 妻 六十三才

この歌は作業小屋のトタン板にも書かれています。植林は子や孫のためなどとも言われます。

強い思いで遠い将来に明確な目標を見出し、植林作業に汗を流される様子が判りやすい言葉でしっかりと伝わってきました。

木洩れ日が差し込む


多くの石材で造られた庭ですが、多大な経費が掛かったものと思われます。

平成26年(2014)に建立であれば、9年が経過しています。百年杉の歌を詠んだTさんは平成3年(1991)に67才・・・32年後の現在では99才。

上の方の「末期の思いの歌」が気になります。トタン板の文字が当時のままで残っているとも思えず、おそらく家族など関係者が大事に管理されているのでしょう。

外から見える小屋の中は今も時々使われている様子できれいに整理され、屋根や壁が朽ちた様子はありませんでした。

秋の一日、冠嶽の紅葉を目指す中で何とも不思議な空間に引き合わせてもらいました。
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串木野冠岳地区 いやしの里 2023/11/11(鹿児島)

2023-11-12 13:49:44 | 
11月11日(土)いちき串木野市の「いやしの里」に出かけました。

冠岳地区の宇都公民館 イチョウが目印 以下の画像は11月11日に撮影


冠岳神社入口から県道39号串木野樋脇線を北東側へ1kmほど進んだ地点を右折、道なりに山手へ1kmほど進むと宇都公民館があります。

いやしの里まで車で行きましたが、この先は道が狭く離合しにくいところもあります。ここから300m程度なので、歩いたほうが風景も楽しめて安心です。

いやしの里


11月10日付の地元紙南日本新聞にモミジ200本との紹介記事があり、初めて訪れました。

生家を手入れしてモミジを植え続けておられる家人が、紅葉時期に一般の方へ無料公開されています。

ラジオ放送が流れていた


無人の庭先でラジオが鳴っていました。トイレも開放されており、庭園内には休憩用の椅子とテーブルがありました。

私が訪れた間に、3組ほどの方を見かけましたが斜面を上がることなくすぐに帰って行きました。

ツワブキの季節


庭先はきれいに植栽・管理されており、一段上の建物横にはピザ窯のようなものがありました。

色づいて右側の木は落葉


新聞記事に出ていたモミジのようです。庭先だけでなく東側の山手にも多くのモミジがあり、これから色づく木の方が多いようでした。

モミジとツワブキ 色合いの対比が美しい


山手斜面への通路


右手の石積みの上には屋根を守ってきた大黒様の棟瓦が置かれています。手作りの笑顔が素晴らしいです。

右側の植物は・・・よく見るとハマゴウ


吹上浜の砂山に自生し小さな紫色の花をつけるハマゴウです。山間部の冠岳地区で見かけるとは驚きました。

山野草が好きでも、砂山の植物を庭先に植えている方は数少ないと思います。入口にはムベの棚、ミカンの木もありました。

上がりやすいように足場が造ってあった


昨日は雨のため粘土質の地面は滑りやすくなっていましたが、階段状に土嚢が置かれていました。

高齢者にも上がりやすいように階段や手すりが整備されている個所がありました。心配りに感謝、感謝。

10時20分 斜面の上から見る西側の水田


東側は山林になっていて、いやしの里全体に日差しが広がるのは昼前からのようです。

この後に訪れた冠嶽神社周辺はまだ色づき始めでした。タイミングが合えば、今季もう一度訪れたいものです。
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