12月12日(火)曇り空で気温は高め、今年の桜島を振り返ってみました。
12月10日(日)6時47分 朝の桜島
鹿児島市郊外、かごしま健康の森公園からの桜島です。桜島から薄煙が北に流れています。
7時20分 朝日は南岳斜面に顔を出した
この時期は霧島市福山町側から写す夕陽のダイヤモンド桜島が人気で、中茶屋公園では駐車場に入れないほどだと聞きます。
私は健康の森公園からの朝日撮影が好きで11月は何度も通いましたが、ウォーキングついでにスマホを向ける人を見かける程度です。
今年の桜島爆発回数 鹿児島地方気象台の資料を引用
鹿児島と言えば桜島、鹿児島市街地から海を隔てて目の前にそびえる火山です。
今年の爆発回数は12月11日までに89回、火口の内訳は南岳山頂火口が85回、昭和火口は4回だけでした。
10月の爆発は33回で、その殆どが「かごしま国体」の期間中で、県外からのお客さんを驚かせました。
2008~2023年 桜島の爆発回数
昭和火口が活動を再開した2008年から今年12月11日までの爆発回数です。
2017年までの活動は殆どが昭和火口によるものでしたが、2018年以降は活動の中心は南岳火口に移っています。
今年になって昭和火口で爆発が発生し、再び昭和火口からの爆発が増えるかと思われましたが6~7月の一時的な現象でした。
1955年からの年別爆発回数
観測データが発表されている1955(昭和30)年以降の年間爆発回数です。
昭和火口の活動再開で爆発回数が極端に増えて2011年では996回となっています。
2010年12月5日 桜島昭和火口の爆発(小規模)
巨大花火のような激しさに引き付けられ、フェリーに乗って夜間撮影に度々通いました。
昼間の爆発などはいつでも写せると思い、あまり撮影していないのは残念です。
2015/02/13撮影 黒神地区から見た昭和火口と南岳火口
昭和火口は桜島の南東斜面にあり爆発の様子が見えやすく、南岳火口は山頂部にあるため大きな噴火がないと写しにくいものです。
南岳火口と昭和火口 2010/01/26 第十管区海上保安本部撮影
出典は海上保安庁ページです。昭和火口が活動再開から3年目で、南岳山頂火口がスリバチとすれば、昭和火口は小さな茶碗程度に見えます。
昭和火口は斜面に開口しているので小規模爆発でも目に付きやすく、夜は特に派手に写ります。火口から3km地点辺りでは危険性を感じることはありませんでした。
爆発回数と降灰量(火山灰)
鹿児島地方気象台で観測された年ごとの降灰量です。
期間中最大の1985(昭和60)年には年間で15,968gを観測しています。
爆発回数の多かった2011(平成23)年は桜島の南東斜面にある昭和火口の活動によるものですが、降灰量は多くありません。
昭和火口の爆発の殆どは小規模なもので、噴煙量も南岳火口によるものと比べるとかなり少ないものでした。
月ごとの降灰量を比較
夏場は東寄りの風に乗って、気象台のある鹿児島市側に火山灰が多く降ります。
冬場は北西の季節風が吹きやすく風下の垂水市、鹿屋市では連日の降灰に悩まされます。
火山活動は活動周期が長く、地下深くにはすでに大正噴火レベルに近いマグマが蓄積されているようです。
この先も長く付き合う桜島、ほどほどの活動で鹿児島のシンボルとして愛される日々が続いてほしいものです。
12月10日(日)6時47分 朝の桜島
鹿児島市郊外、かごしま健康の森公園からの桜島です。桜島から薄煙が北に流れています。
7時20分 朝日は南岳斜面に顔を出した
この時期は霧島市福山町側から写す夕陽のダイヤモンド桜島が人気で、中茶屋公園では駐車場に入れないほどだと聞きます。
私は健康の森公園からの朝日撮影が好きで11月は何度も通いましたが、ウォーキングついでにスマホを向ける人を見かける程度です。
今年の桜島爆発回数 鹿児島地方気象台の資料を引用
鹿児島と言えば桜島、鹿児島市街地から海を隔てて目の前にそびえる火山です。
今年の爆発回数は12月11日までに89回、火口の内訳は南岳山頂火口が85回、昭和火口は4回だけでした。
10月の爆発は33回で、その殆どが「かごしま国体」の期間中で、県外からのお客さんを驚かせました。
2008~2023年 桜島の爆発回数
昭和火口が活動を再開した2008年から今年12月11日までの爆発回数です。
2017年までの活動は殆どが昭和火口によるものでしたが、2018年以降は活動の中心は南岳火口に移っています。
今年になって昭和火口で爆発が発生し、再び昭和火口からの爆発が増えるかと思われましたが6~7月の一時的な現象でした。
1955年からの年別爆発回数
観測データが発表されている1955(昭和30)年以降の年間爆発回数です。
昭和火口の活動再開で爆発回数が極端に増えて2011年では996回となっています。
2010年12月5日 桜島昭和火口の爆発(小規模)
巨大花火のような激しさに引き付けられ、フェリーに乗って夜間撮影に度々通いました。
昼間の爆発などはいつでも写せると思い、あまり撮影していないのは残念です。
2015/02/13撮影 黒神地区から見た昭和火口と南岳火口
昭和火口は桜島の南東斜面にあり爆発の様子が見えやすく、南岳火口は山頂部にあるため大きな噴火がないと写しにくいものです。
南岳火口と昭和火口 2010/01/26 第十管区海上保安本部撮影
出典は海上保安庁ページです。昭和火口が活動再開から3年目で、南岳山頂火口がスリバチとすれば、昭和火口は小さな茶碗程度に見えます。
昭和火口は斜面に開口しているので小規模爆発でも目に付きやすく、夜は特に派手に写ります。火口から3km地点辺りでは危険性を感じることはありませんでした。
爆発回数と降灰量(火山灰)
鹿児島地方気象台で観測された年ごとの降灰量です。
期間中最大の1985(昭和60)年には年間で15,968gを観測しています。
爆発回数の多かった2011(平成23)年は桜島の南東斜面にある昭和火口の活動によるものですが、降灰量は多くありません。
昭和火口の爆発の殆どは小規模なもので、噴煙量も南岳火口によるものと比べるとかなり少ないものでした。
月ごとの降灰量を比較
夏場は東寄りの風に乗って、気象台のある鹿児島市側に火山灰が多く降ります。
冬場は北西の季節風が吹きやすく風下の垂水市、鹿屋市では連日の降灰に悩まされます。
火山活動は活動周期が長く、地下深くにはすでに大正噴火レベルに近いマグマが蓄積されているようです。
この先も長く付き合う桜島、ほどほどの活動で鹿児島のシンボルとして愛される日々が続いてほしいものです。
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