花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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昭和火口 穏やかな日が続くのか 2023/03/20(鹿児島)

2023-03-20 21:41:06 | 桜島
2月8日に桜島の昭和火口が噴火しました。
2018年4月2日以来およそ5年ぶりの噴火でしたが、今後の活動はどうなるのでしょうか。

6時13分 今朝の桜島 2023/03/20 鹿児島市緑ヶ丘町から撮影


緑ヶ丘町から南東方向に見える桜島南岳まで、直線距離でおよそ13kmです。

昭和火口は桜島の東側(裏側斜面)にあるため、ここからは見えません。

6時33分 桜島(南岳山頂火口)から噴煙が上がる 


6時34分 噴煙先端は雲に隠れる 噴煙高度は火口上1000m


気象庁の噴火に関する観測報
火  山:桜島
日  時:2023年03月20日06時31分(192131UTC) 第1報
現  象:噴火
有色噴煙:火口上1000m(海抜6800FT)
白色噴煙:
流  向:北西
---
火口:南岳山頂火口
噴煙量:中量

6時56分 桜島西側斜面に流れる薄い噴煙


南岳山頂火口の小規模噴火で、火山灰が降る地域に少し影響が出る程度でした。

3月6日には噴煙高度が最高2700mに達する昭和火口の噴火が1時間ほど継続しましたが、南岳山頂火口も含めて桜島の活動は穏やかです。

桜島の噴火回数


昭和火口の噴火割合


鹿児島地方気象台ページ、桜島の月別の噴火回数(2023年3月13日現在)をもとに作成したものです。

昭和火口が活動を再開した2006年以降しばらくは活動は穏やかでしたが、2009年以降は活発化しています。

2006/07/30 活動再開後 ハート形の桜島昭和火口


まだこのころは遠慮がちに小さな火口が見える程度でした。山体斜面に火口があるため、噴石が飛散しやすく大きな花火を見るような感じでした。

2015/01/23 右は南岳山頂火口の噴煙


夜間撮影に度々通いましたが、期待するほどの大きな活動に巡り合うことは少ないものでした。

爆発している時間は長くても2分間程度、真夜中の眠気に負けて撮影タイミングを逃すこともありました。

打上花火と一緒で火柱が上がる前にシャッターを押さないと、消えかかる火の粉が降るだけの気の抜けた画像になります。

2015/01/23 夜の昭和火口 派手に見えるが小規模の活動


今回も数年後には活動が激しくなるのか気になりますが、今のところ前回のように多くのカメラマンが集まるほどのことはなさそうです。

桜島の地下には大正噴火前に匹敵する大量のマグマが蓄積されているそうです。鹿児島県民としては観光資源程度の活動にとどまることを願っています。

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