花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

2025初詣 泥のなかの蓮 2025/01/02(鹿児島)

2025-01-14 18:26:16 | 日記
成人式も終わり早や1月半ば、gooネット障害がようやく復旧しました。

私だけ回復が遅かったのかもしれませんが、1月2日以降の分を順次投稿しますので、よろしくお願いします。

1月2日(木)鹿児島市の照国神社と西本願寺鹿児島別院に初詣をしました。

朝方は健康の森公園へ 以下の画像は1月2日に撮影


パパイヤの木から植え替えられた大きな鉢には、正月飾りがありました。

今朝の日の出 見に来た人は数組だけ


初日の出は多くの人でしたが今日は2日目、数組の方が日の出を待っていました。
昨日以上に冷え込んで背中に当たる風が冷たい朝でした。

午後は照国神社に向かう


雲一つない穏やかな日で多くの人が神社へ向かっていました。今年も川内議員が新年のあいさつをしていました。

裏金問題が大きく影響した自民党が参議院選挙で勢力を維持できるのか、あるいは衆参同日選挙か先がはっきり見えません。

待ち時間は例年よりも短め


コロナ禍が一段落してインフルエンザが流行していますが、マスク姿の人は半分程度でした。以前ほど小まめな行列規制はなく、列に並んで15分ほどで参拝できました。

本殿の西隣にある末社 保食(うけもち)神社(照国稲荷)


いつも目に入るだけで通り過ぎていましたが、参拝する人を見かけて私も参拝しました。穀物が豊かに稔るようにお守り下さる神様です。

青空の東には桜島の薄煙


参拝の列が長くなる様子はなく、人の流れは順調に見えました。2日の鹿児島は最低気温3.5度、最高気温16.4度、日中は風も弱く穏やかでした。

西本願寺鹿児島別院 池坊(池坊中央研修学院)


例年とは少し趣の違う簡素で力強い生け花でした。

池坊 副総華督 林 幾代(高千穂支部)

山形屋に展示の生け花 鹿児島県連合華道会 常設華席


山形屋正面玄関を入ったすぐ右手に飾られていて、いつも楽しみな生け花です。

花題 凛と輝く 流派 心潮派(宮原眞由美、古城幸枝、樺山陽子)
花材 マツ、ウメ、ヤナギ、イチリンギク、コギク、センリョウ、ツツジ
花器 銅器

老舗の和菓子店 明石屋本店


父親と同じく街中に出た時は明石屋さんに立ち寄っています。体が弱く全く酒が飲めない父が好きだった小豆菓子を買い、仏前に供えました。

山形屋は昨年から経営再建中 人通りの減った周辺商店街


かつては年末年始には先へ進めないほど多くの人で賑わうところでしたが、ここ数年人通りがかなり減少しています。

若い人たちは鹿児島中央駅のアミュプラザや東開町のイオンモール鹿児島などの利用が多く、山形屋周辺では閉まっている店が多く見られ先行きが危ぶまれています。

金子みすゞさんの詩 西本願寺鹿児島別院 お寺の掲示板


郵便局側の長い塀の角にある掲示板です。同様の掲示板はお寺入口、鐘撞堂横にもあり、大きな文字で判りやすい言葉などが貼りだされています。
金子みすゞさんの詩の一節が書かれていました。

「蓮と鶏」という詩の一部で、全体は次のとおりです。

泥のなかから蓮が咲く。  それをするのは蓮じゃない。
卵のなかから鶏が出る。  それをするのは鶏じゃない。
それに私は気がついた。  それも私のせいじゃない。

言葉の味わい・左側の解説には次のとおり書かれていました。

「泥からハスが咲くのは、ハスを咲かせる働きがあるからです。私たちは何かにつけて自分の力を慢心しがちですが、多くのおかげさまがあって、生かされているのです。」

金子みすゞさんは有名な詩人ですが・・・「わたしと小鳥とすずと」の一節・・・みんな違ってみんないい・・・という言葉が思い浮かびます。

詩の内容など調べていくと・・・結婚後に家庭内の不幸が重なり、わずか26歳で自ら命を絶ったことが判り、悲しくなりました。

中央公園 元気な子供たちの姿が


神社に向かう時にはまだ人が少なかったのですが、天気の良い中でボール遊びが始まり、自転車で走り回る子もいて、元気な声が響き渡っていました。

過疎高齢化が進む鹿児島ですが、初日の出に続き初詣でも子供連れの若い人たちを多く目にして頼もしいことでした。

地球温暖化がさらに進んで今年も猛暑になるのか、何よりも自分たちが元気で過ごすことが一番。大切な日々を無駄なく過ごしたいものです。

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