花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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記録的な猛暑 加治木太鼓踊り 2024/08/16(鹿児島)

2024-08-17 16:37:56 | 祭り・伝統行事
8月16日(金)お盆明けの伝統行事、加治木太鼓踊りを撮影しました。

16日の鹿児島市の最高気温は36.4度で20日連続の猛暑日。今年29日目となり、これまでの最多日数を更新しています。

8月16日 朝のNHKニュース 台風7号厳重警戒


台風7号が関東地方に接近し、16日は東京名古屋間の新幹線運休、飛行機欠航など交通機関に大きな影響が出ました。

台風は予想よりも東側沖合を進み、首都圏は台風の左半円でもあり大きな被害を免れました。

8時33分 春日神社参道に集まり集合写真撮影


8時20分頃、すでに小山田(こやまだ)保存会が準備を終えて川沿いで待機していました。

西別府(にしべっぷ)保存会が加治木中学校から橋を渡り神社鳥居をくぐり、小山田保存会の一行が続きました。

階段に整列して集合写真撮影後に、階段下の参道で軽く踊り、境内では8時40分頃から踊りが始まりました。

加治木太鼓踊りは姶良市加治木町内の4団体が継承しています。木田(きだ)、反土(たんど)保存会は、8時から春日神社の南東方向にある精矛(くわしほこ)神社に踊りを奉納しました。

春日神社の境内は林に囲まれた適度な広さで、例年カメラマンが少なく私には好都合です。

8時45分 西別府保存会 吉左右(きそ)踊り 


左側は朝鮮軍、右側は薩摩軍で奥に赤狐と白狐が動いています。かごしま文化財事典から引用して踊りを紹介します。

吉左右踊・太鼓踊(きそおどり・たいこおどり)

姶良市加治木町に伝わる太鼓踊は,現在8月16日に踊られており,特に西別府地区の太鼓踊には吉左右踊があることに特色があります。吉左右踊はドラ打ちという道化役2人(赤狐・白狐)と朝鮮軍と薩摩軍に見立てた踊り手2組で構成されます。太鼓踊はじんがさをつけた兵士姿の人が左右に足を上げ太鼓を打ち勇ましく踊ります。(引用終わり)

刀を打ち合わせる


赤狐と白狐がドラを打ちながら整列した踊子を見回った後に、唄の後に両軍が刀を打ち合わせる仕草があります。

短時間ではありますが息のそろった踊りで、一般的な太鼓踊りとは少し異なりユーモラスな感じもします。

観客の中にはスマホ撮影の方が目に付き、一眼レフカメラを手にした人は写友のBさんなど5人程度。黒い服装で大き目のビデオカメラを手にした、テレビ取材らしき女性が一人。

8時53分 西別府保存会 太鼓踊り


吉左右踊りの一行が見守る中で太鼓踊りが始まりました。二つの踊りのために参加者はかなりの人数で、毎年のことながら練習や準備など大変なことと思います。

右は踊り先導役のホタ振り 後ろに鉦叩き さらに太鼓打ちが続く


今日は一眼レフカメラ2台を使用し、1台は社殿前の東側石灯篭横に設置して祭りの一部を動画記録しました。

静止画は絵になる場面を狙いますが、動画は前後の動きに加えて力強い鉦太鼓の音が入り、祭りの様子がすぐに再現できてありがたいです。

一部ではレンズ前を横切る人などで動画記録が邪魔されることもありますが、今朝は全く問題なく助かりました。

三脚の近くで動画記録を注視しながら、もう一台で静止画記録なので撮影位置や条件が制限されるのは仕方ないところ。

今朝は薄雲があり暑さを感じず


朝方の奉納で、強い光が当たることなく撮影しやすい場所です。今日は薄雲があり暑さを感じずに幸いでした。

9時1分 小山田保存会の太鼓踊り


県内では祭り参加者の減少に加えてコロナ禍によって、消滅した伝統芸能もあります。

30年以上加治木太鼓踊りを撮影していますが、近年は参加者だけでなく観客の減少も目立ってきました。

9時15分 頑張ったね 踊りを終えて一息


ホタ振りのすぐ後ろに従って、踊りの経験を積む幼子です。やがてはホタ振りになって祭りを動かすことでしょう。

暑い中で頑張りました。見守ってきた周囲の方々もホッとされているようでした。今年も楽しく撮影させていただきありがとうございました。

9時17分 次の踊り会場へ移動する一行


境内の観客席などの片付けがすぐに始まり、祭りの一行は次の会場である仮屋馬場近くの柁城(だじょう)小学校に向かいました。

踊りが終わって10分ほどですっかり人がいなくなり、寂しくもありますがゆっくりと参拝。

10時からは仮屋馬場の通りを踊りながら進む道踊り、その後は小学校の中庭での庭踊りが予定されていると案内がありました。

今年は猛暑を考慮して踊りは午前中で終わり、午後からの鴨田(かもだ)通り商店街での踊りはないようです。

朝方の薄雲は完全に消えて日差しが強烈なため、例年の国分「はんぎり出し」撮影には行かず龍門滝に向かいました。

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