花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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からいも苗床を作りました 2014/02/28 (鹿児島)

2014-03-01 15:17:25 | 野菜作り
2月初旬からの寒さが和らいだので、少し早いですが、からいも(サツマイモ)の苗床を作りました。作業前の昼食に安納芋を焼きました。外側が黒い焼芋専用のアルミホイルに包み、オーブンで15分過熱しました。

二口サイズほどの手ごろな大きさ


安納芋の種芋 種子島の方から頂きました


からいもの苗は5月下旬からホームセンターや園芸店で入手できます。通信販売でもかなりの品種が流通しているようです。自分で苗を作り始めて今年は4年目です。初心に戻って、種芋を消毒するため48度の湯に40分ほど浸します。40分も浸しますから発芽を促す効果もあるそうです。

4品種を植えるため普段使わない浴槽に湯を20cmほどためて、全部を一度に浸しました。給湯温度を60度に設定しましたが湯沸器の能力が追いつかず湯冷めしてくるので、湯を一部抜いて3回補充しました。企業的な種苗生産方法は判りませんが、一般的には面倒なので種芋を湯に浸すことはせず、直接苗床に植え付けます。

湯は45度程度 黄金千貫


冷めたら熱湯補充


時間待ちの間に吹上浜に出てみました。家からは200m程度です。吹上浜は季節風が遠のき穏やかですが、残念なのはPM2.5。南北とも見通しが3km程度でしょうか、ぼんやり霞んでいました。

北側の江口浜付近は見えません


南側の視界は吉利付近まで


湯に浸した芋は肌色が良くなり、いかにも元気な新芽が出そうな感じです。今年は移植ゴテで芋に合わせて土を掘り、浅めに植え込みました。最初の年は3月下旬に苗床を作ったのですが例年苗の生育が遅いので、今年は早めにしました。

芋には5cmほど土を被せました


幅80cmで長さ3.5mほどに次の4品種を植えました。厄介なのは表面が赤系統の芋は品種名の区別がつきにくいことです。もらった苗では品種名が不詳なことが多いです。収穫時や保管中に他の品種に混じってしまうこともあります。自分で植えて食べた感じなどは次のとおりです。

安納芋・・・・・種子島で生産された甘い品種として全国的に人気がある
        本場種子島とは日照、土壌が違い私が栽培したものは糖度が低い?
        焼芋にすると蜜のようなものが出て甘いが食感はべっちゃり

なると金時・・・有名ブランド、表面が濃い赤色で焼芋に向いている
        苗がか細くて活着力が弱く育てにくい感じ

紅乙女・・・・・鹿児島で多く生産され発芽能力がずば抜けている
        紅さつま、紅はるかなど類似の改良種が多いようだ
        ほど良い形と大きさで、焼芋はほっこりした食感

      
黄金千貫・・・・主に焼酎原料用に生産され青果での流通は少ない
        芋の形がごつごつで芋肌の見栄えが良くない
        大きくなりすぎたり筋の多いものもある

ビニルを被せてトンネル完成


手前は先日植えたジャガイモの列


昔の苗床はビニルトンネルがなかったので藁や堆肥を入れて地温を上げる工夫をしていました。遅霜被害を避けるため彼岸前後に作っていました。自分で苗を生産すれば自分の都合に合わせて条件良く植え付け作業ができます。市販品では植付に最適な時期に丈夫な苗が得にくいことがあります。少し広めにサツマイモを植える方は、一度自分で苗を生産されると楽しいと思います。

早くも散り始めた白木蓮


ゆすら梅 鹿児島では庭桃と呼んでいました


園芸種の椿 玉之浦


南岸低気圧の影響で関東甲信越地方は記録的な大雪に見舞われました。強い寒気が居座ったことが大きな要因でしょうが、3月に入りました。力強い南からの暖気が寒気を押し上げる「春一番」が吹くのもまもなくでしょう。

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