浪漫飛行への誘(いざな)い

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6月8日は鴨長明の命日

2021年06月08日 19時36分55秒 | 人生

6月8日は、方丈記で有名な鴨長明の命日(1155年~1216年、6月10日説もある)。ある雑誌に親鸞聖人の歎異抄の旅という特集があり、鴨長明と歎異抄とは関係が深いことがわかった。時代を調べて見たら、法然が1133年~1212年、親鸞が1173年~1263年ということで、同時代人であることがわかった。例えば、1200年時点では、鴨長明が45歳、法然が67歳、親鸞が27歳と言う感じである。

昔から鴨長明の方丈記の世界に憧れを持っていた。約5畳半の方丈の小屋に住み、手の届くところに全てのものがあり、山中だが、傍に小川が流れていて、そのせせらぎに心が洗われる。まさに、「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。。。」という無常の世界である。引退後は、自然の中のこんな庵で暮らしてみたいという憧れを抱いていたものである。

長明は、京都で法然上人の法話に参加していたようであるが、1207年、後鳥羽上皇によって、念仏禁止令が出され、法然は土佐(実際は讃岐)、親鸞は越後に流罪(承元の法難)となり、長明の夢は絶たれ、一丈四方の「方丈庵」を建て、ひっそりと暮らすようになったようである。長明が暮らしていた庵の跡地が京都の日野に今も残されているとのこと。親鸞聖人ゆかりの法界寺から1㎞離れた山の中に「鴨長明方丈石」があり、その大きな石の上に方丈庵が建てられていたようである。興味があるので、コロナ明けには、是非訪れてみたい衝動にかられる。

有名な冒頭の言葉は英語でもいろいろ表現されているが、“The flowing river never stops and yet the water never stays the same.”が分かりやすいかも。長明のようには行かないが、すでに隠居する年齢に達しているので、何とか長明のような暮らしをしてみたいものである。
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