岸田内閣が発足してから1年が経ったが、読売新聞が10月1~2日に実施した全国世論調査によると、岸田内閣にとって、マイナス評価が全面に出る結果となっているようである。国葬の実施については、よかったと「思わない」が54%で、「思う」の41%を大幅に上回っている。旧統一教会と政治家をめぐる問題での首相の指導力については、発揮しているとは「思わない」が80%で、「思う」の13%を圧倒的に上回っている。物価高に対する政府の対応については、「評価しない」が73%で、「評価する」の21%をこれまた圧倒的に上回っている。政府寄りの読売でさえ、こんな調査結果であるなら、実際はもっとひどい状況にあると思われる。
国葬の大失敗、旧統一教会と自民党との癒着、物価の上昇、円安の加速、五輪汚職問題とマイナス材料ばかりで、岸田内閣は、ほぼ機能停止状態にあるが、昨日、首相秘書官に自分の息子を起用するというトンデモニュースも流れていた。人の話しを聞くとは名ばかりで、世論の動向もわかっておらずKYもいいところであることを露呈してしまった。反社会的集団の旧統一教会の解散命令も出せないとは情けない話である。ラッキーにも順番で首相になったが、もともとリーダーシップはないし、哲学もないし、努力をしてこなかった人でもあり、外務大臣時代もほとんど成果をあげておらず、日本の将来を任せるには、大きな不安がある。一月万冊でも、岸田さんについて、核心の解説をしてくれている。権威主義の自民党政権では、もう駄目なような気がするが、それに代わる野党も腰砕け状態なので、日本の将来は不安だらけである。
読売世論調査(10/2): https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20221002-OYT1T50094/
週刊現代記事(10/3): https://news.yahoo.co.jp/articles/7469482bbbb513c0f182acee19cc51f8e9b255c9
一月万冊の解説(10/3): https://youtu.be/g57bNCstQ4g