BSテレ東の土曜夜は、男はつらいよ、寅さんシリーズがずうっと放映されていたが、先日50回の記念版が放映され無事50回全ての放映が完結した。その後を継いだのが、「釣りバカ日誌」で、15日は記念すべき第1回が放映された。第1回は、1988年12月ということなので、今から34年も前のことであるが、懐かしいメンバーがいろいろ出演していた。西田敏行はじめ皆若いし、スーさんこと三國連太郎さんや江戸家猫八さんや谷啓さんや前田武彦さんはすでに他界している。運転手役がピタリの笹野高史さんも若いのに驚く。
釣りバカ日誌は全部で22作作られ、この記念すべき第1作であるが、キャストもいろいろ代わっている。奥さんは、浅田美代子と思いきや最初は石田えりさん、スーさんの奧さんも奈良岡朋子さんと思いきや丹阿弥谷津子さんであった。社長と平社員が釣りで繋がっている設定はなかなか痛快で、「ハマちゃんとスーさんの秘密の関係」は何とも言えない楽しみである。
第1回を見て気がついたことは、ハマちゃんの家が北品川にあったことで、親しみが増した。近くの釣り船宿「三河屋」の船で日本橋にある鈴木建設本社オフィスまで送ってもらうシーンが出てきたり、京浜急行の北品川の駅舎が出てきたりして、ピンときた。北品川は、我が家からも歩いて10分ほどで、いまでも近くに船宿がいくつもある。釣り船とは別に、屋形船も有名で、今も映画のシーンと同じような風景が残っている。BSテレ東では、土曜夜に22作まで順番に放映してくれるものと思われ、楽しみがもう一つ増えた。