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武田鉄矢の昭和は輝いていたスペシャル【作曲家・いずみたく没後30年音楽人生】

2022年12月10日 06時20分07秒 | 音楽

12月9日のBSテレ東の「武田鉄矢の昭和は輝いていた」は、作曲家・いずみたく没後30年の音楽人生として、3時間スペシャルということで、馴染み深いヒット曲を秘話を交えてたっぷり聴かせてもらった。作曲した曲は15000曲にも及ぶというから驚きである。もう没後30年ということで時の流れを感じるが、彼の作曲した音楽は、まさに自分にとっても青春時代の1ページを占めている。

「太陽がくれた季節」(青い三角定規)、「ゲゲゲの鬼太郎」(熊倉一雄)、「女ひとり」(デューク・エイセス)という違うジャンルのヒットと曲もいずみたくの作曲である。「にほんのうた」シリ-ズはいずみたく作曲、永六輔作詞というコンビで52曲も作り、どれも好きな馴染みのある名曲ばかりである。

スタジオゲストには、これまでほとんどテレビ出演をして来なかった佐良直美が登場した。また、いずみの素顔を知る今陽子、唯一の門下生でもある作・編曲家の近藤浩章氏を迎えていた。佐良直美の「世界は二人のために」、今陽子の「恋の季節」は懐かしいヒット曲である。「夜明けのスキャット」の由紀さおりを加えて、いずみたく三人娘といわれているようである。「世界は二人のために」は、もともと明治チョコレートのCMソングであったということも初めて知った。

母親の影響で宝塚歌劇に魅せられた幼少期、一方で軍人を夢見た愛国少年は敗戦の衝撃を経て、演劇青年に成長するが、やがて運命に導かれるように音楽の世界へ進んだようである。彼は、CMソングをいっぱい作っていて、有名な曲がいっぱいある。「チョコレートは明治」や「明治マーブルチョコレート」や「伊東に行くならハトヤ」なんかは懐かしいメロディである。

創作ミュージカルの世界にも足を踏み入れ、そこで出来たのがあの有名な坂本九の「見上げてごらん夜の星を」で、なんともいえない味わいのある曲である。この曲は、第5回レコード大賞作曲賞を受賞したが、今やカバーされることも多く、永遠のスタンダード曲となっている。

アンパンマンで知られる漫画家、やなせたかしとコラボの「手のひらを太陽に」も傑作で、宮城まり子が歌っていた。本当にいい曲が多いという印象である。その後、岩谷時子さんと出会いでヒット曲がいっぱい生まれている。「恋の季節」「いいじゃないの幸せならば」「ベッドで煙草を吸わないで」「夜明けのうた」「これが青春だ」もこの二人のコンビである。「これが青春だ」は、必ず見ていたテレビドラマの主題歌で、大好きな曲である。まさに青春の1ページであった。3時間もあっという間に過ぎてしまった。BSの音楽番組に感謝!


「見上げてごらん夜の星を」:  https://youtu.be/3hNQsRmAAC0
「女ひとり」:  https://youtu.be/we3rlwx0lUQ
「世界は二人のために」: https://youtu.be/XATUhTNTuzM
「恋の季節」: https://youtu.be/KB_O_GrVVIM
「これが青春だ」: https://youtu.be/sxNKCLrk5ms

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