家の近くのAmazonオフィスで、本国にならって、バナナを周辺住民に配るサービスを開始してから、すでに1年以上経つと思うが、未だに頑張って配布を続けている。平日のみだが、朝8時から専用ワゴンを出し、1日一人1本ということで、地元住民にバナナを配り始め、大体お昼頃には、配り終えるようである。係員に訊くと、1日当り500本位を配っているそうである。バナナの房も比較的大きなものが多く、市販の価格でいえば、3-4本で100円から150円といった印象である。
勝手に費用を計算してみると、1本30円として、1日あたり15000円、1ヵ月あたり30万円くらいであろうか。それに配布する係員の人件費を考えると相当な経費となるが、地域貢献の一環としてAmazonはなぜかこの無料配布サービスを続けているのに頭が下がる思いである。
毎日は行けないが、週3回くらいは、自分のバナナを調達させてもらっている。近くの八百屋等のお店が10時開店なので、それに合わせ、バナナスタンドに立寄ってから買物に出かけることが多い。先日は、初めて孫を連れて行ったので、全部で4本もいただいた。孫もバナナが大好きだし、自分も毎日食べているので、ありがたい話である。
こんな地域貢献サービスをやっている企業体は他にあるのであろうか? 無料配布がクチコミで知られるようになると、もらいに来る人も増え、それに応じるため、用意する本数も徐々に増えているようである。タダでもらうだけでいいのかと恐縮しながら、もらう時は、いつも大きな声で「ありがとう」と言うことにしている。