浪漫飛行への誘(いざな)い

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不要不急の外遊 

2021年04月18日 10時41分27秒 | 政治

菅首相がバイデン米大統領との首脳会談を終えて帰国してきたが、台湾、香港、ウィーグル問題について、アメリカの言いなりに巻き込まれただけで、日本側としては何の成果もないというかかえって中国との関係を悪化させただけの会談であったといえる。東京五輪の支持、ワクチンの供給、北朝鮮問題どれをとっても成果ゼロで、バイデン大統領の最初の会談相手になることだけが目的で、まさに不要不急の外遊であったと評価される。

国民に対し、政府は、不要不急の外出を避けるように要請しておきながら、自分達は、平気で不要不急の外遊を行っているのだから、示しがつかない。「櫂より始めよ」というか「率先垂範」というか、そういうリーダーの求められる資質は、政府も政治家も官僚もかけらもないことがよくわかる。夜間の飲食を避けるように言いながら、自分達は平気で会食を行っているのだから、開いた口がふさがらない。

日本政府はワクチンの確保にも失敗し、欧米諸国はおろか他のアジアの国々よりはるかに低い接種率にとどまっている、これでは、コロナ対策だって、うまくいくはずもない。変異株によって感染が全国的に拡大しようとしている中、政府は各種イベントの自粛や中止を要請しておきながら、聖火リレーのイベントは平気でやり抜き、世論の反対を押し切ってオリンピックをも強行しようとするのだから、もうレッドカードの一発退場ものである。

菅首相は、政策に反対したり、ネガティブな情報をもたらす官僚の首を切ると公言しているので、正確な情報がトップに伝わっていない。皆、忖度して、悪い情報は伝えないことになり、まさに「裸の王様」状態である。そんなことも気づかない今の政権は早く退陣してもらわないと日本という国を駄目にしてしまうことが目に見えている。


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