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日蓮宗のお会式を見物

2024年10月16日 23時01分22秒 | 宗教

日蓮宗のお会式(おえしき)とは、日蓮聖人の命日である10月13日を中心に営まれる法要で、日蓮聖人の教えを受け継ぐ誓いを込め、報恩感謝のお題目を捧げる行事である。本来は法会の儀式の略で会式という言葉の通り、特定の宗派の行事を指す言葉ではないが、一般的には日蓮宗の行事を指す。お会式は、日蓮聖人が1289年10月13日に大田区池上で亡くなったことに由来しているという。池上の小山の桜が花咲いたという奇瑞から、信者たちが万灯に桜の花を飾って池上に集い、お堂にこもって読経唱題をし、夜通しお徳を称える説教を聞くという起源が伝えられている。日蓮宗のお会式は、全国各地の日蓮宗寺院で行われているが、日蓮聖人の霊跡である池上本門寺のお会式が最も盛大に行われているようである。江戸時代には江戸を代表する盛大な行事となり、俳句でも「お会式」は秋の季語として定着しているという。

我が家から1分のところにある天妙国寺でも、10月16日に恒例となっているお会式の行事が行われた。本堂や境内にお飾りが施され、提灯が煌々と輝く。それぞれの講中が万灯(まんどう、木のわくに紙をはり、下に長い柄(え)をつけてささげ持つ、あんどん。)や提灯を掲げ、纏(まとい)を振り、団扇(うちわ)太鼓や鉦鼓(しょうこ)を叩き、題目を唱えながら旧東海道を練り歩き、天妙国寺の境内に入っていく。お祭りなので、境内に入る通路には屋台のお店が何軒か出ていた。今回は、近くの7つの講中の行列があったようである。毎年ことだが、夜9時頃まで、太鼓や笛の音や威勢のいい掛け声が界隈に鳴り響いていた。天妙国寺は日蓮宗の一つである顕本法華経のお寺であるが、歴史は古く1285年に日蓮の直弟子の天目上人が創建したもので、往時には五重塔も建っていたほど大きなお寺であった。我が家は日蓮宗ではないが、家の目の前にあるこのお寺の永代供養納骨堂を購入しており、これからお世話になるので、大事にしているお寺でもある。本家本元の池上本門寺のお会式も一度行って見たい気もす。



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