今年8月に4年振りに海外旅行及び飛行機に搭乗する機会を得た。2年前にジップエアの初便搭乗を実現できなかったが、今回初めて搭乗することができたし、バンコク=チェンマイ間でエアアジアというLCCに久しぶりに搭乗することができ、にわかに過去の初便搭乗の軌跡がよみがえってきた。
1998年9月19日にスカイマーク航空が日本の国内線に新規に参入したのを皮切りに、続々と新規の航空会社が日本の空を飛び始めたが、その航空会社11社全ての初便に搭乗できたことが懐かしく思い出される。初便というのは、マスメディア向けに座席が一部確保されるため、予約が取りにくいこともあり、いくつかの初便では座席の確保に大変苦労したものである。スカイマークの時は、公衆電話から予約の電話をかけたが、常に話中状態で、1時間以上待ってやっと予約が取れたと記憶する。新規参入はマスメディアで話題になることから、予約開始時には予約の電話が集中したり、ネット予約の端末がフリーズしたりすることが日常茶飯事であった。その後は、やむを得ず、知り合いに裏口で頼んだり、旅行会社の人に予約端末の操作を頼んだりしたこともあった。
新規参入による初便では、テープカットのようなセレモニーが行われることが普通で、搭乗者には、記念品が配られることも多かった。初便搭乗証明書が発行されることもあった。初便マニアと言う人が全国にはたくさんいるようで、顔なじみの人を見かけることも多々あった。マスメディアのインタビューに応じたこともあった。
新規参入の航空会社11社とは、①スカイマーク ②エアドゥ ③スカイネットアジア ④スターフライヤー ⑤フジドリーム ⑥ピーチ航空 ⑦ジェットスター ⑧エアアジア ⑨バニラエア ⑩春秋航空 ⑪エアアジア(新生)である。航空業界は大変厳しい経営環境にあるので、その後色々な形で再編が余儀なくされている。ジップエアは国際線だが、コロナ禍のあおりをもろに受け、厳しいスタートとなっているようである。早くコロナ禍を克服し、航空業界にも春が来ることを強く願うものである。
画像は、フジドリームのファーストフライト搭乗証明書
初便搭乗の軌跡(11社): https://youtu.be/jKn0cSBT7wE
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