
昨年度は、持ち回りでマンション管理組合の理事をやっていたが、大規模修繕工事が実施されたため、かなりの負荷があった。本年度は、お役目御免で、気楽なものであったが、マンション管理には少なからず関心もあるため、5月27日に年に1回の総会が同じ町内会が管理する神社の共同スペースで開催され出席してきた。マンション自体、40数世帯という小さなものなので、出席者も理事を入れても約15人程度であった。大規模修繕という大きな工事が終わった直後なので、深刻な問題はあまりないが、今争点となっているのは、管理組合のあり方である。
当マンションは、設立当時は、自主管理で、管理人のみマンション管理会社から派遣してもらっていたが、理事長による組合費の私的流用という事件が発生したこともあって、今は、信頼できる大手の管理会社が入っている。マンションの住民で作る管理組合の役員は持ち回りでやってきたが、築42年にもなり、住民も皆相当の高齢者になっているため、健康上の理由も含め、役員が出来ない人ややりたくない人が増えてきており、問題が顕在化しつつある。我がマンションの管理会社は、住民による管理組合の理事会機能を外部の管理会社が代行するという「第三者管理方式」を積極的に推進している。どのマンションも高齢化で理事のなり手が減っていることや理事になることに負担を感じる人が増えてきていることが背景にあるようである。管理会社の話によると、新しいマンションでは理事のなり手もおらず、理事会を管理会社に外注するところが主流となっているそうである。
ポイントは、住民の要望がどういう形でどれくらい反映できるか、管理会社の適正な価格や品質をどうチェックしていくかだと思われるが、個人的には、負担のかかる役員は避けたいので、理事会の管理会社への外注には賛成である。従来の理事会を継続したいと思う人を中心に、住民の声を集約する組織を新たに作り、従来の半ば強制的な輪番制は中止する時期に来ていると思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます