イチョウ科 イチョウ
恐竜が闊歩する以前にすでにこの地球上に存在していたようで、現存している植物の中でも生きた化石としての地位はかなりのものだそうです。雌雄異株で裸子植物なのに針葉樹ではないという妙な経歴の持ち主です。この写真の垂れ下がっているものが雄花です。この樹木に注目したのはいつもコメントをお寄せいただくさんぽさんのブログのお陰です、改めてさんぽさんありがとうございました。
雄花のクローズアップです。私の頭脳では理解できないのですが植物なのに精子を持っているとか、他にはソテツもそのようです。
こちらが雌株のメシベです。この頭に付いている粒が秋にはギンナンになって食卓を飾るのです。
チョット写すのが遅かったのでギンナンの数歩手前の画像になりましたが、日本ではごく当たり前に食べられていて何の不思議も感じられていないようですが、地質などに詳しいヨーロッパの人たちにギンナンを食べさせるとすごく感動してもらえるとか?理由は化石でしか見た事が無いらしく、その化石の樹木の果実を今現在自分が食べているって所に感動されるようです。私などは子供の頃から拾ってきた実を口で少し割、囲炉裏に放り込んでエメラルドグリーンの実を頬張っていたので実感がわきませんが?ところ変わればの典型例かもしれませんね。
アサ科 エノキ
芽出しとほゞ同時に花が咲きます。雌雄同株で雌雄異花です。
こちらが雄花です十文字になった雄蕊から花粉が飛び出します。
こちらはメシベです。実の頭に蕊が付いていて微毛が花粉を受け止めています。江戸時代に一里塚にこれを植えたようで時の旅人は暑い夏はエノキの日陰で疲れをいやしたりしていたようです。
ムクロジ科 ハウチワカエデ
漫画に出てくる天狗の団扇の形をしたカエデです。特徴があるので同定しやすい部類では有ります。
雌雄同株ですからこの花の塊の中にオシベもメシベも有ります。ツンツンと飛び出しているものがオシベで、何だか微毛が有るなって見えるのがメシベです。このメシベが秋になると飛行機のプロペラのような種になります。以前の仕分けはカエデ科でしたが今現在はムクロジ科です。カエデ科に慣れた古い頭にはどうも違和感のある仕分けになりました。
クスノキ科 クスノキ
山笑うと言われるこの新緑の時期、葉を色着かせて落葉している樹木が有ります。その代表でしょうか?クスノキが紅葉して葉を落としています。
他の樹木と同じように新芽は出すのですが常緑故効率が悪くなった古い葉も整理しないといけません。よって新葉が育つこの時期に古い葉を落とすのです。竹も同じようにもう直ぐ秋が来ます。樹木も色々の性質が有るのですね。
アイスブレーク
コナラに振った雨粒が乗っていました。
細かい毛が有るので雨粒を弾きます。
これはこれで癒しになりますね・・・