穏やかな年越しかと思っていたら、信じがたい事態が起こっていたようだ。
悲惨な事件でなさそうなのは幸いではあるけれど。日本の電車は2分ほどの遅れでも、
「電車が遅れまして申し訳ありません」のアナウンスが入る。
1時間とかの遅れの時は、翌日にも「昨日は・・・・」と、車内放送がある。
ところが、およそ、1,000人の人が車中での年越しを余儀なくされたという。
年があけて、1日のもうすぐ15時になるが、今のところ、復旧のメドもたっていないとか。
事の起こりの31日、強い寒気を伴った低気圧の影響で、西日本と北日本を中心に雪を伴った強い風が吹いたという。
気象庁によると、31日午後8時現在で、青森市で186センチ、鳥取県大山町で153センチの積雪を記録。
最大瞬間風速は北海道えりも町で37・0メートル、鹿児島県・種子島で33・9メートルを観測したとのニュース。
そんな折に大雪のため、鳥取県琴浦町から同県大山町の国道9号でタンクローリーがスリップ、国道をふさいだため発生したらしい。
1日の午前9時頃には、約600台が動けないままで、1000人前後が車中での年越しとなったか。
県や地元自治体が朝から毛布や水、乾パンを配布。
燃料の尽きた車もあり、県の災害派遣要請を受けて、ガソリンや軽油の提供を始めたという。
年末年始の帰省ラッシュ時の出来事なので、普段あまり起きないところでの渋滞が起こりやすい。
通常なら、回り道があったり、渋滞になりそうなところは信号があったりしてスムーズに流れる。
普段、交通量が少ないところとか、はちょっとした事が、大渋滞になる。
だいぶ前にみた「大渋滞」という映画を思い出した。
一人の人が、策を講じて、みるみる渋滞を解消させていくのを、痛快に感じながら見た覚えがある。
現実の大渋滞で、大雪にも阻まれて、あの映画のような大英断を出来る人もいないのだろうか。
慰めの言葉もない。
一時でも早い事態の収拾を祈る。