阪神・淡路大震災から16年たったそうな。
あのときのテレビ報道で、繰り返し映し出された瓦礫と化した街並みの映像は、まだ、脳裏に蘇える。
あの震災後に毎日新聞社や朝日新聞社から写真集があいついで発行され、買い求めたことを思いだす。
「地震があった模様。死傷者は○○○人」との第一報が時間が経つうちに、どんどん増えていくのを
耳にして、「これは、ただの地震じゃない。大震災だ」と思った。
みるみる死傷者の数が増えて行き、結局6,000人を超す犠牲者となったのが、にわかには信じられなかった。
日本国中の心が揺れた大きな出来事となった。
「ボランティア」や「自衛」やら、「地震時の防火」「救援物資」「救出」などへの、取組が、今までいかに
お粗末だったかを、皆思い知らされた出来事でもあった。
この大震災以降、様々な分野、で見直しがなされ、新しい取り組みが始まったり、耐震についての強化
がされたり、防災とか、救護活動など多方面にわたる、事柄に多大な影響を与えた事件となった。
「阪神・淡路大震災教訓集」が編纂され、日本語以外にも英語、スペイン語、ロシア語にJICAの協力によって、翻訳されたとか。
かつての教訓が、生かされ人的被害は減っているとか。
しかしながら経済的被害は比較にならないほど大きくなっているらしい。
大自然の脅威をいまさらながらに、思い知る。
しかし、どんな、酷いことを受けようとたくましく復活していく人々のエネルギーには、頭が下がる。