園庭を囲むドーナツ形の園舎が、経済協力開発機構(OECD)の効果的学習環境センター(CELE)が出版する学校施設好事例集の最優秀賞に選ばれたそうな。
「園舎は大きな遊具、子どもの育つ道具」という発想のもと、1周180メートルの「走れる屋上」や総ガラス張りの教室が、国際的に最高の評価を得たらしい。
日本の建物事情はお粗末なのが多い。
「ウサギ小屋」と評されたことがあった。
住宅の規模は、土地代の高さ。建築費用の高さもあって、ほとんどの住宅は、ゆとりのある設計からは
程遠い。
時折、ユニークな建物とか、個性的な建物の話題があるけれども、お金にゆとりがなければできない。
公共の建物の場合は、広さへの規定がある。
一人あたり○○m2以上ちなっているものの、たいていはぎりぎりのスペースのことが多い。
そんな、日本での建物事情が多いなかで、園児約600人の大規模幼稚園が、このような、賞を獲得した
ことは、快挙。
園長の思いに拍手を送りたい。
こういう発想をしてくれる、人物が増えてくれるといい。
「何々以上」とあると、クリアできる最低の数値しか、選択しないお粗末な、考えから、少しでも、上の数値を
目指そうという、発想になってくれることを願う。