人が認識できる色は、どのくらいなのかはわからない。
色にも名前がついている。
ネットの色には番号がある。
ブラウザーの種類やOSによってまた、ディスプレイの表示色、などパソコンの環境によって、見え方は異なり。人の目の状態によっても、かわる。
印刷された色も、インクを混ぜて作られるし、紙によっても発色は違ってくる。
そんな、色に、神秘みたいなものを感じる。
同じような色に、国によって、様々な名前があるそうな。
そして、国によって、微妙な色の違いにいくつも名前があったり、微妙な違いを分けずに一つの
言葉しかなかったりもするのは、面白い。
アニメ映画のスタッフには、「色彩設計」という人がいるのを4、5年前に知った。
3,000とか4,000とか使っているといっていたのに驚いた。
あの微妙な色を色見本でここはこの番号の色、こちらはこの番号の色というふうに指定するというもの。
微妙な違いを認識できる人の眼に神秘を感じるとともに、様々な名前を付けた先人に、敬意を表したい。
「色々な色」
監修 近江源太郎
光琳社出版