人は、顔がそれぞれ違う。
同じ地球、同じ世界、同じ国、同じ街、同じ地域、同じ家族でも、似ていることはあってもクローンでない
限り、それぞれの顔や性格を持つ。
けれども、ある程度、似ているところを、くくってみることはできる。
血液型、生まれ年、生まれた星座、そして生まれた県。
人が、流動することが、増えて、家族が、県を超え、国を超えて生まれることが増えれば、県民性も段々、薄れていくだろう。
けれども、終に暮らす人が増えれば、そこには、あらたな県民性が形成されることになろう。
人は、それぞれだけれど、群れで暮らすものだから、連帯を無意識に求めているのかもしれない。
新出身県でわかる人の性格
県民性の研究
岩中祥史
草思社文庫