よく、見るTVドラマが今回は、感動ものだった。
戦時中、飛行機に乗っていた男の元に、一通の手紙が届いた。
手紙を読んだ男は、息子を連れて、手紙の主に会いに行こうとした。
訪ねあてた住所には、なぜか在宅していなかった。
行先は不明。
息子は、多忙な中で、仕事が気になって、父の真意をわからずに、会いに行くのをあきらめさせようと
した。
ふとしたきっかけで、父が会おうとしている者のことを探し出すことができた。
親子は、入院中の、命の恩人にあうことができた。
恩人に息子を紹介しながら、父は、恩人に言った。
「助けられた命もある。私あなたに助けられた。そして私には息子ができた。」
「この息子は今、沢山の人たちを助ける仕事をしている」と。
戦争で、敵を散々殺してきた戦士が、年老いて、過去の自分がしてきたことの罪悪感に
さいなまれる。
してしまったことは、取り戻せない。
後悔しても、もとに戻すことはできない。
けれど、もし、何かに還元できることがあれば、それに関わりを持つことができれば、罪悪感から、解放されるだろう。
親への恩を、自分のこども、あるいは、他人へ、施すことが、親への恩を返すことになるという考えがあった。
最近では、親への恩を返すなんて言う言葉ももしかすると死語かも。