「フェアウェルコンサート」がありました。
転職、転地を、控えた団員の希望で、送別会ならぬ送別コンサートでした。
お別れイベントは、送られる者に、涙を誘い、もらい泣きを誘った、会となりました。
卒業式に、口ずさんだ、歌も、普段は何気なく口にしているのに、卒業式の場面では、つい涙腺が緩んでしまうものです。
同じ歌詞なのに、送るもの、送られる者の立場によっても、また、そこに至った過去を
思い出すことでも、感動の度合いが変わったりもします。
感動を得られるような、出会い、そして別れを、曲に乗って味わえるのはひとしおなことです。
感動を得て、人は成長していくものでしょう。
送られたものは、感動に涙しました。
でも、その場に立ち会い、感動してくれた仲間を送れた者も、喜びの感動を分かち合うことができる仲間を得たことも、宝物になったことでしょう。
そこに秘められた、皆の努力も、一役買ってくれていることでしょう。
合唱というものを通してのこの感動は、合唱にまつわった出来事で、他では味わい難いことだとおもいます。