「pp」を、苦手とする人は多いようです。
「p」より抑え目にするということから、喉を狭めてしまいがちです。
喉を狭めるのではなく、息の流れを少し上加減に喉から糸を引き出すように細めに出します。
イメージより、心持、高めに、音を取ることも、お勧めです。
小さくしようとすると、喉が狭まる、音が低くなる。になりやすいので少し高めを狙います。
また、1拍目の次も下がりやすいので、少し上目を狙います。
同じ音だとしたら、余計に粍単位くらいの高めを意図します。
下がっていく音でも上に乗せていくようにします。山登りでいえば30度の傾斜あたり感覚でしょうか。
図にすると
〇→〇→〇
〇↗〇↗〇
下図のように、「p」で歌ってきて次にデクレッシェンドで「pp」へなので、やりやすそうですが、この場合は他のパ4ートが2拍目に「f」になるので、つられやすいので、気をつけないとおおきくなりがちなので要注意です。
参照 All Night Vigil Op.37 8