何故、人は戦うのかについて、「闘争本能があるから」と私は認識していた。そう認識して、「それ以外には無かろう」と思って、それ以上深く考えることはなかった。今回、それをちょっと考えてみた。考えたというか、妄想してしまった。
「何故、人は戦うのか?」を再考してみようと思い立ったのはある夢を見たから。私の記事で夢の話はよく出てくる。「またか」と思われるかもしれないが、毎日毎日たくさんの夢を見て、その中には濃い物語があって、覚めても頭から離れないものもある。頭から離れないとその夢の続きを妄想する。夢とその妄想を足すとまとまった物語になる。物語になると他人に話したくなる。というわけで、今回も「またか」のお話。
私の夢の中に出てくる主人公は、私本人である場合もあるが、もう一人の私、謂わば私の分身である真迦哉(まかや)であることが多い。真迦哉は正義と平和が好きで、老若男女に信頼され、女には大いにモテて、デート相手、ベッド相手に不足することは無い。現実の私とは大いに異なるので、それは私では無く別の人格としている。しかし、今回の夢の主人公は真迦哉ではなく私である。ちょっとモテているが全然カッコ良くない。
夢の内容は大まかに述べる。
美女がいる。夢から覚めた直後は顔を覚えていたが、すぐに消えた。名前はちっとも思い出せない。たぶん、有名な美人女優であった。彼女は私に好意を寄せている。この辺りは現実の私とは違うが、たまには私もモテるのである。私ももちろん彼女のことが好きなのだが、まだ告白をしておらず、恋人と呼べる女性にはなっていない。
話を端折って先に進む。ある日ある時、私が彼女を前にして、今まさに告白しようとしている時、彼女を奪い取ろうとする男が現れた。この男は夢から覚めても鮮明に覚えている。お笑いコンビとんねるずの石橋貴明だ。いかにも闘争好きそうな面構え、そういう認識を私が持っていたから、私の潜在意識が彼を登場させたのかもしれない。
彼女に告白する、私もバカではないので、彼女がそれを待っていたということを彼女の目を見て感じている。「いよいよ我が恋の成就だ」と思いつつ口を開きかけたその時、
「ちょっと待った!」と大声が聞こえ、石橋貴明が登場する。恋の成就が目前の私に石橋貴明が何らかのゲームで勝負を挑んできて、私はことごとく負ける。ゲームの内容はよく覚えていないが、私は力で負け、早さで負け、頭脳でも負けた。負けた私は彼女の前から去った。生涯一の悲しみを背負って背中を丸めた哀れな姿、これが夢の終わり。
夢から覚めても、印象深い夢だったので夢の中の出来事をほとんど覚えていた。自分が負けて愛する人を失ったことははっきり覚えていた。そして、しばらく考えた。愛していることが重要なことであるはず、愛し愛されていることを確信できることが人の幸せであるはずだと思い、「なのに、何故闘う、闘わなきゃいけないんだ」と考えた。
闘争本能が目指すもの、それは「我が遺伝子のほぼ半分を継承する者を後世に残す」という欲望であり、「我が遺伝子のほぼ半分を継承する者」は自らの命の代替であり、それが永遠に続くということはつまり、「我が身の不死身」という欲望の現れということになる。なので、闘って生き残りたい、闘ってでも女を得たいとなる、のではないか。
記:2016.6.2 島乃ガジ丸
ガジ丸ブログの読者になってくれているひえじまちえさんのブログには、いつも花が一杯である。そこに虫はいない。静岡の友人、才色兼備のKさんとメールのやり取りをたまにやっていて、花や動物の写真を送っているが、彼女も花には興味を示すが動物全般には無関心。友人のアラサーA嬢や、従姉の息子嫁M嬢も花は好きみたいだが、虫は不倶戴天の敵のように嫌っている。しかし、美女たちに盾突くが、私は虫にも興味がある。
私は、オジサンと呼ばれる歳になってからだが、花にも実にも鳥にも虫にも興味を持つようになっている。「ミミズだーって、オケラだーって、アメンボだーって、みんなみんな生きているんだ友達なんだー」と感じている。ハチに何度も刺され、毛虫に何度も被れさせられていても、彼らは「みんなーおなじー地球の仲間ー」だと思っている。
花にも実にも鳥にも虫にも興味を持つようになったオジサンは、それらの写真を撮り、それらが何者であるか調べて、それを記事にして、それがガジ丸HP及びブログとなっているが、花と虫との間に私の場合エコ贔屓は無い。概ねの話だが、女は見た目きれいなのが好き、男は見た目だけでなく自然のモノが好きということではないだろうか。
「一寸の虫にも五分の魂」らしいが、身長170センチの後期オジサンにだって10センチくらいの色気は残っている(と思っている)ので、女性にモテたいという気持ちもまだいくらか残っている。そこで、今回は女性受けするように花の写真の紹介。
沖縄は年から年中、何かしらの花が咲いているが、そんな中でも春は多い。畑の花だけでもクチナシ、ハクチョウソウが咲き、パッションフルーツ、バナナ、パパイアなどの果物が咲き、ゴーヤー、インゲンなどの野菜が咲き、シロツメクサ、タンポポなどの雑草が咲いている。畑の周辺ではゲットウ、テッポウユリなどが咲いている。
今回は3月から5月に咲く春の花の紹介。
3月
野菜、果樹の花
アスパラガス
バジル
ダイコン
ウズラマメ
モモ 開花期:3~4月
4月
野菜、果樹の花
ニンジン
ニンニク
タマネギ
トマト
パッションフルーツ 開花期:4~5月
ストロベリーグヮバ 開花期:4~5月
その他の草木
クチナシ 開花期:3~5月
ハクチョウソウ 開花期:4~6月
5月
野菜、果樹の花
ゴーヤー
キュウリ
ドクダミ
バナナ
グヮバ 開花期:4~5月
コーヒーノキ 開花期:4~5月
その他の草木
ゲットウ 開花期:4~6月
テッポウユリ 開花期:3~5月
ギョクシンカ 開花期:5~8月
記:2017.5.21 ガジ丸 →沖縄の生活目次
天然記念物の卵
前住んでいたアパートの近く(徒歩15分ほど)に八百屋があって、そこには野菜だけでなく、委託販売の惣菜、パンなども置いてある。パンは3、4軒のパン屋さんの商品があり、その内1軒のパン屋さんは、午後2時頃までに行けば全品半額になっている。それを目当てに私は時々通っていた。いや、過去形ではなく、今でもたまに通っている。
その八百屋には半額パンの他にも私のお目当てがある。それは鶏卵。鶏卵の納入業者も4、5軒あり、私のお目当てはその内の1軒、その中の1種、10個パックではなく5個パック。パッケージの説明には放し飼いとあり、期待通りのモッコリ卵である。
モッコリ玉子については前にも・・・さっき調べたら2008年3月のこと・・・語っているが、卵を割った時、白身も黄身も球形を保っているものを私はそう呼んでいる。たぶんだが、モッコリ玉子は平たい玉子より新鮮である、と私は思っている。
話は少し逸れるが、玉子と書きながら、「卵と書いた方が正確なのかな?そもそも、玉子と卵ってどう違う?」と疑問を持ったので広辞苑。
「(卵は)特に、食用にする鶏のたまご。玉子は、鶏卵を使った料理、あるいは料理用鶏卵の場合に限って用いるのがふつう」とのこと。私が上に書いている「たまご」は料理するための「たまご」なので、玉子と表記して正解だということになる。
さて、そのモッコリ玉子、5個入りパックで150円、その八百屋には別の業者の玉子も置いてあるが、10個入り180円という安いものもある。貧乏でも私は、5個入り150円を買う。1日1個食って10日で180円より、美味いものを2日に1個食って10日で150円だ、こっちの方が安上がりとなる。美味いという満足感は2日持つ。
ところで、そのモッコリ玉子、5個入りが時には6個になったりする。1個はたまたまのオマケだと思われるが、オマケの1個が烏骨鶏の玉子だったりもする。あるいは、5個は5個そのままで、4個が普通種、1個が烏骨鶏だったこともある。そんな場合でも150円という値段は一緒。烏骨鶏は値段が高いと知っているのでラッキーと思う。
その店にはウコッケイだけの5個入りパックも置いてある。それは300円する。普通種の倍の値段だ。見た目には普通種よりずっと小さいので損した感じだが、おそらく、ウコッケイの玉子は普通種より栄養価が高いのであろう。あるいは、旨いのであろう。
4月26日に買ったいつものモッコリ玉子5個入りパックは、ラッキーなことに4個が普通種、1個がウコッケイのパックであった。そのウコッケイの玉子は、5月4日にモッコリ玉子と一緒に目玉焼きにした。割ってみるとウコッケイもモッコリであった。醤油をかけて食う。ウコッケイも普通種も同じく旨かった。しかし残念ながら、ウコッケイは特に旨かった・・・とは、私は感じなかった。違いの判らぬオジサンなのである。
ウコッケイ(烏骨鶏):キジ目の鳥類
キジ目キジ科の飼い鳥 アジア東部の原産 方言名:フクガードゥイ
小型の鶏。繁殖力旺盛で食用として飼われる。天然記念物に指定されている。
記:2017.5.25 ガジ丸 →沖縄の飲食目次