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ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

早寝早起き歩く芋生活

2017年06月23日 | 通信-科学・空想

 過日、西原町立図書館へ行ってDVDコーナーを眺めていたら1つ目についた。確か、宮沢りえ主演で映画化もされている。タイトルは『はなちゃんのみそ汁』。それを借りて観た。作品は当事者が登場するドキュメンタリー、FBS福岡放送の製作。
 25歳で乳がんが見つかり、闘病中に結婚し、子供を産み、数年後に肺がん、31歳で肝臓がん、33歳で他界した女性とその家族の愛の物語。私の感想では、闘病の物語ではなく、家族の愛の物語であった。死という悲しみはあるが、心暖かくなる物語。
 主人公はブログをやっていたらしい。そのタイトルは「早寝早起き玄米生活~がんとムスメと、時々、旦那~」で、闘病しながらの子育てを書き綴っていたようだ。早寝早起き玄米生活とは、「抗癌剤治療を拒否し、食事療法などによって免疫力を上げる治療を選んだ」ということらしい。結果は残念だったが、それで8年間、癌と闘ってきた。
     

 私の体にもきっと癌はたびたび発生しているはず。私の免疫力が今のところ癌を抑えてくれていて発症を防いでくれているものと考えている。私は普段から「食事によって免疫力を上げる」ことを心掛けている・・・わけではない。貧乏なので芋(サツマイモ)食をしている。芋も買っているのではなく畑の芋、掘ればいつでも芋が出てくる。
 『はなちゃんのみそ汁』の主人公の25歳には遠く及ばないが、私も40歳半ば頃からは早寝早起きを続けている。その頃から玄米食も始め、『はなちゃんのみそ汁』の主人公に先だって「早寝早起き玄米生活」をやっていたことになる。玄米が芋に代わったのは、はっきり覚えていないが、遅くとも2011年からは芋食だったと記憶している。
 私の生活にタイトルを付けるなら、農夫としては「早寝早起き」は当然のことなのでわざわざタイトルに入れる必要は無い。農夫の多くが自給自足なのかもしれないが、私は特にそれを目指している。よって、私のタイトルは「自給自足芋生活」となる。
 と思ったが、『はなちゃんのみそ汁』の主人公が言う「早寝早起き玄米生活」は健康な体を目指してのこと。自給自足は、自然栽培の野菜が健康に良いという可能性もあるが、主な目的は「金を使わない」ということにあり、健康とは離れてしまう。ということで、健康を目的とするならば私の場合も『はなちゃんのみそ汁』にならって、「早寝早起き芋生活」ということにしよう。そして、それにもう1つ、加えたいことがある。
     

 3月初めからの1ヶ月半、介護施設の運転手というアルバイトをやったが、運転の嫌いな私にはそれが大きなストレスとなり、始めた翌日の朝に計ったら、血圧が170を超えた。その後も160台という状況が続き、4月の中頃にはそのバイトも終了したが、バイトを辞めても高めで推移し、150台と160台を行ったり来たりしている。
 血圧が高めで推移している原因について思い当たる節はある。食べているものは以前と変わらず野菜中心の食物であり、早起きについては最近寝坊して7時頃に起きるということもしばしばだが、早寝(10時頃)はしている。以前と何が変わったかと言うと、散歩が趣味であった私が、2年余り前からほとんど散歩をしなくなった。つまり、歩かなくなった。畑仕事を1日中やっていてもその際の歩数は少ない。おそらく1千歩に遠く及ばないと思う。「血圧が高いのは歩いていないせいかも、歩かなきゃ」と思い、5月29日、家から畑を往復した。しかし、その後は怠けている。雨のせいにしておく。
     

 記:2017.6.23 島乃ガジ丸


アサガオ

2017年06月23日 | 草木:蔓蔦

 新居(越してきたのは去年2016年12月)の北側窓は道路に面していて、道行く人から、また、道向かいの家の2階の窓から家の中が丸見えになっている。カーテンを閉じればいいのだが、夏場は風通しのために窓を開けっ放しにしたい、どうする?と引っ越してきた当初から考えていた。そして、「グリーンカーテンにしよう」と閃いた。
 グリーンカーテンは、蔓植物を這わすための躯体を作り、それにネットを張って、ネットに蔓植物を這わし、蔓植物が成長して窓を覆ってくれれば完成となる。
 這わす植物をアサガオと決め、躯体作りに着工したのは4月2日、同日、アサガオの種を数粒播いておく。躯体が完成したのは4月10日、その後、なかなか芽を出さなかったアサガオが4月下旬ら芽を出し始め、5月に入ってよく成長し、5月28日には最初の花を咲かせ、その後、花は日毎に多くなり、今は窓の半分を覆うようになっている。梅雨が明け、夏が始まる頃にはさらに成長し、窓の大部分を覆ってくれるだろう。

 アサガオは誰でも知っている植物、珍しくも何ともない。這わす植物を珍しくも何ともないアサガオにしたのは訳がある。有名な花なのに長い間(小学校以来?)見ていないことに気付いたから。そして、小学校の頃、理科の実験でアサガオの種を播き育てたことを思い出して懐かしくなったから。さらに、花を愛でる爺さんになりたいから。
 
 上の写真は6月16日のグリーンカーテン、きれいだし、近所の子供たちが見に来て、彼らとおしゃべりできるし、もちろん、グリーンカーテンの役にも十分立っている。

 
 アサガオ(朝顔):フェンス・鉢物
 ヒルガオ科の蔓性一年草 熱帯アジア原産 方言名:不詳
 名前の由来は広辞苑にあり「朝咲く花の意とも、朝の容花(かおばな)の意ともいう」とのこと。『植物名の由来』にも「もともと朝の容花(かおばな)の意であり、容花とは美しい姿の花という意味である」と説明があった。「朝の」の通り、花は早朝に咲き、陽が当たる頃にはしぼむ。「容花」の通り、花は大きく美しい。
 日本で栽培されるアサガオという名の植物はニホンアサガオとセイヨウアサガオに大別され、概ねニホンアサガオはヒルガオ科アサガオ属、セイヨウアサガオはヒルガオ科サツマイモ属となっている。写真のものはたぶん、二ホンアサガオ。
 品種が多く、広辞苑によると「花色は白・紫・紅・藍・縞・絞り、また形も獅子咲きなど変化に富む」とのこと。江戸時代から庶民に愛されてきたご存知アサガオ。開花期、倭国では7~10月とのことだが、沖縄では6月から咲いている。
 
 アサガオの花いろいろ。古くから栽培されていて品種も多い。

 記:島乃ガジ丸 2017.6.15 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行
 『熱帯植物散策』小林英治著、東京書籍発行
 『花卉園芸大百科』社団法人農山漁村文化協会発行
 『ニッポンの野菜』丹野清志著、株式会社玄光社発行
 『藤田智の野菜づくり大全』藤田智監修、NHK出版編
 『やんばる樹木観察図鑑』與那原正勝著、ぱる3企画発行
 『熱帯の果実』小島裕著、新星図書出版発行
 『熱帯花木と観葉植物図鑑』(社)日本インドアグリーン協会編、株式会社誠久堂発行
 『ハーブを楽しむ本』川口昌栄編集、株式会社集英社発行