もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

中韓の反日ゴールは

2015年03月29日 | 社会・政治問題

 中国が、アジアインフラ投資銀行設立を機に、今まで隠してきた中華の牙を公然と見せ始めた。

 思えば、中国の反日活動が始まったのは、文化大革命の混乱が終息した時期ではないかと考える。ようやく国としての安定が成った時、次の目標としては「中国元」を世界通貨として認識させることによる世界制覇であったに違いない。その実現のためには、最強の「米ドル」はさておき、「日本円」を圏内に取り込むことが当面の課題であったと思う。時間を掛けて日本と円を弱体化するためには、日本人のアキレス腱である大東亜戦争を利用することが最適と考え、反日活動を活発化させたと思われる。こう考えれば、中国の反日行動は既定の国家戦略に立ったものであり、ゴール(終息点)は推測できる。一方、韓国ではどうだろうか。戦後、繊維・鉄鋼・造船・電機・自動車と日本復興を牽引した事績を模倣して漢江の奇跡を成し得たものの、国際的には一等国として認められないジレンマから派生した、日本憎しの感情しか理由が見い出せない。さらには、戦勝記念軍事パレードにみられるように、反日行動自体も中国の御先棒を担ぐ行為とみなされ兼ねない様相すら見せ始めた。こうしてみると、実利が何もない韓国の反日行動が沈静化する日は、永遠に来ないと思う。

 安倍総理が、4月末に行う米議会での演説に注目している。70年前の大東亜戦争の勝者に対して何を語るのか、興味津々である。できれば、戦争が列強の経済制裁によって引き起こされた必然であり、民族の存亡を賭けた自衛のための行動と述べて欲しいものである。戦後は一貫して西側陣営の繁栄に貢献した実績、中国に対する地政学的な優位点等を踏まえ、韓国が米中を秤にかける綱渡り外交を展開し米韓の離反すら憂慮される現在こそ、歴史を正す好機と思う。中韓の激しい反日行動の論拠としている大東亜戦争を、侵略戦争から自衛のための戦争と転換して、禍根を絶って欲しいと考える。


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