もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

道徳教育について

2015年03月28日 | 社会・政治問題

 道徳教育が教科とされるらしい。

 道徳教育はとっくの昔に根付いていたと思っていたが、教育現場では学習指導要領が無視されて、教育が行われていないこともあるらしい。日教組を中心とした昭和30年代の道徳教育反対運動の名残であろうか、日教組加盟率の低下が顕著な現在でもこのような現状とは知らなかった。教育には知育・体育・徳育のバランスが必要であるとされている。徳育を重んじた吉田松陰の松下村塾からは行動派の志士が、蘭学・医学による知育を重視した緒方洪庵の適塾からは思考型の逸材が、それぞれ生まれたことは注視べきであると考える。日教組は、学歴社会に繋がると知育を否定し、戦前の修身に繋がると徳育を否定した結果、仁術を忘れた群馬大の医師を、中学生を殺した落ちこぼれ未成年を、カルト教に入信した無差別殺人者を世に送り出してしまった。はたして、政治にとらわれない教育の独自化を標榜する日教組に、教育理念、すなわち子供をどのように育てるべかのビジョンはあるのだろうか。

 漂流する青少年を生み出した責任は、社会でもなく、政治でもなく、単に知・徳・体のバランスを欠いた教育を是とした日教組と教師が担うべきであると考える。


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