77万年前の地層にチバ(千葉)ニアンとの呼称がつけられるらしい。
ジュラ紀とか白亜紀などの言葉は知っていたものの、それは棲息した生物の分類に依るものとばかり思っていたが、命名が地質年代という尺度に基づくものであることを初めて知った。今日までそのような知識とは無縁な場で糧を得ていたために恥をかくこともなく過ごして来たが、その間も地道に調査・研究を続けてこられた方々に敬意を表したい。思うに、いま自分が快適(金銭面を除く。)な生活を送ることができるのは、このような基礎研究に負うところが極めて多いのだろう。返って日本のスパコンが4位であることも報道された。単体では世界屈指の半導体技術を持つ日本も、金銭的な制約を受ける総合力で後位に甘んじている原因は、"1番でなきゃダメ?"と放言した政治家のような近視眼的な視線と目に見える成果のみ評価する風潮にあるのだろう。スパコンの演算速度などは日常生活にさほど影響しないもので、付随的にパソコンの画像処理能力が向上したりATMの処理速度が向上する程度だろうが、充実した基礎研究を基に技術を積み重ねることが文明の深化に繋がるのだろう。かって自分は「ノーベル賞に値する研究はできないにしろ、ノーベル賞を受賞した理論や事績くらいは理解したいものだ」と書いたこともあるのだが、本日に至り自分の無知を改めて知ったので前言を撤回致します。
最後に、改めて地道(独断ですが)な研究に邁進されている方々に深甚なる敬意を捧げます。
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