しかしまーよく降りました。昨夜は久しぶりにグラッと来ましたが、一瞬でした。長かったらちょっと危なかったな。
さて90過ぎの母親の様子を見に実家まで行ってきました。 僕はもう車を運転しないので、鉄道に乗るにも最寄りの駅まで歩くのがもっとも合理的な方法になりました。 その道すがら、アスファルトの隙間やちょっとした空き地などに生えている雑草をよく見かけます。車の移動なら見向きもしない風景です。
それで、去年はタンポポが群生していた空き地が、今年はタンポポでは無くて、薄ピンク色の花をしたハルジオンが群生しているんです。代表的な写真はこれ
写真は素材から引用です。 この時期どこにでも咲いている雑草の一つハルジオンです。どこにでも咲いていると書いたのは、駅までの道すがらどこでも咲いているからなんですが・・・。
このハルジオン、花の色は、今までは「白」がメインでした。 ところがです、今年は、僕の目にした道端のハルジオンはすべて薄ピンクなんです。上の写真は白と薄ピンクが混ざっている見たいですが、すべて薄ピンクの花をつけています。普段は見向きもしない道端の話です。車で通り過ぎていては気づきもしない。そんなちっぽけな話です。
それで僕は、何らかの原因で同じ花の種が広がったのだろうと思いました。 駅に着き、いつも通り電車で2時間、実家の近くの最寄りの駅に到着しました。そこからは本数が減った路線バスか、タクシーか徒歩になります。お金の無い僕は徒歩を選択。 歩きながら道端に生える雑草を眺めます。
「シロツメクサにタンポポ、カタバミ、スギナに、あれこれなんだろう?」
あーなんと自分の愚かさが身に沁みます。細かなパソコンの操作は直ぐに思い浮かぶのに、道端の雑草の名前も直ぐわかるのは片手の数もありません。僕はスマホを持っていないので、その場でgoogle検索も出来ませんし、こと雑草となると精度も低い。
こうなったのも検索のお陰です。即座に答えがわかる事は即座に忘れる。これが凡人です。
こんな僕でも子供の頃は沢山の花の名前を覚えていました。今はその欠片もありません。
で、遠く離れた実家の道端にも、白の花を付けたハルジオンが無いのです。皆、ピンクの花なんです。
これは偶然なのか?
適当に草刈りが行われていた頃は小さな空き地は、次の年も、タンポポやら色んな種類の春の雑草が見掛けられましたが、次の年に徹底的に草刈りが行われ、翌年の春はタンポポだけの群生になり、また徹底的な草刈りが行われ、その翌年もタンポポの群生と思いきや、今年はピンクのハルジオンが優勢に。これは友人宅の近くの空き地の話です
実家の近くのバス停付近の茂みも昨年草刈りが行われました。その結果、やはりピンクのハルジオンが登場です。
もしかして、草刈りとピンクのハルジオンは何らかの相関関係があるのでしょうかね?
今回の記事で一番言いたいことは、もっと「身の回りの自然に関心を持とうよ」という事です。
連休で遊びを満喫したいのも事実でしょうけど、その遊びも実は身の回りの自然あっての事なんですよ。
そんな事知ったって、お金にならない? それも事実でしょう。雑草の名前を知っているよりもダンスが上手く出来る方がお金になる世の中ですからね。
でもね、雑草たち程自然界の変化を教えてくれる存在は無いと僕は考えています。
残念ながら現代文明よりも、雑草たちの方がはるかに歴史は長いって事を忘れてはなりません。
道端に人知れず生える雑草。 誰にも見向きもされない雑草。 雑草程真実を知る物は無いのかも知れません。
今日に感謝。おおいなる自然に感謝。
※ハルジオンとヒメジオンの違い。過去記事を参考に
このころから、チラホラ見かけるようになってたみたいです。上記は2012年の記事からです。
10年で白いハルジオンから薄ピンクのハルジオンに様変わり。 この変化は何処に原因があるのでしょう?
植物は自分の種を残すのに、白よりもピンクの花の方が残しやすいと考えたのでしょうか? あるいは他に何か原因があるのか? 身近な植物にも不思議がいっぱいですよ。