ゴエモンのつぶやき

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県警幹部も障害者施設で体験研修へ

2008年03月19日 23時16分36秒 | 障害者の自立
県警幹部も障害者施設で体験研修へ



 県警は今年から、これまで新人警察官を対象にしていた知的障害者施設での体験研修を、若手警察官の教育担当者にも実施する。障害者の社会復帰が進んでいくのを見込み、県警全体で障害者理解を進める必要があると判断した。

 体験研修は、障害者の特性を直接触れ合いながら学ぶことが目的で、これまでは警察学校1年目の授業として実施していた。障害者自立支援法により今後、約4年間で障害者の「地域移行」が進み、職務中に接する機会が増えていくことから、対象を指導・教育を担当する幹部にも広げた。

 初回は4月にあり、県内10警察署と機動隊、交通機動隊、高速隊の13人が、佐賀市の県立佐賀コロニーで若手警察官とともに研修を受ける。

 警察官の障害者理解をめぐっては、昨年9月、佐賀市の路上で知的障害者の安永健太さん=当時25歳=が警察官5人に取り押さえられた直後に死亡。現場にいた警察官は、安永さんが知的障害者と気付かずに取り押さえていたことが明らかになり、障害者施設の団体が県警に障害者への理解を深める取り組みをするよう求めている。

【写真】体験研修で障害者と触れ合う若手警察官。4月から幹部でも実施する=佐賀市の佐賀コロニー


障害程度区分の改正の検討状況のその後

2008年03月19日 23時12分40秒 | 制度の話し
障害程度区分の改正の検討状況のその後 (昨日の続報)

 非公式で行われている障害程度区分の改正に向けた厚生労働省の動きですが、厚生労働省としての案が徐々に固まりつつあります。根本的な仕組自体の大きな改正ではなく、小規模な改正の方向です。現状の100項目程度の調査項目を(事業者団体や各種障害者団体の意見を受けて170程度に)増やし、利用者の介護時間調査も障害者施設や在宅障害者の調査を行い、項目と介護の時間の相関関係について検討することになっています。現在使っているモデルは介護保険制度のもので、90年代に老人ホームで調査した介護時間を基にしているため、最重度よりも片麻痺の方が介護に時間を掛けているケースもあります。このため、極端な逆転現象(1つ1つの調査項目のどれかの1つの項目が重く変わると、全体の区分が軽くなる現象)も数多く生じています。今回は、障害者施設と在宅の両方で調査を行う予定です。この調査の結果、あまり影響しない項目は削減される予定です。(なお、90年代の老人ホームの調査よりはまともになると思われますが、理論上、樹形図を使う場合、逆転現象は必ず発生します。)
 一方、施設の団体などは、このような小規模な改正ではなく、大規模な改正を求めており、まだまだ大きく変わる可能性もあります。