ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者介助研修:警察学校初任科生、県立盲学校で /島根

2009年06月05日 00時51分58秒 | 障害者の自立
 障害者への理解を深めるとともに、今後の職務で思いやりを身につけてもらおうと警察学校で学ぶ初任科第136期生が3日、松江市西浜佐陀町の県立盲学校で視覚障害者介助研修を受けた。

 同校を訪れたのは県警察学校で教育や訓練を受けている今年4月に採用された39人。盲学校の歩行訓練士の資格を持つ教諭から、スライドを使用して弱視や全盲の視覚障害者の生活はどういったものか、など視覚障害者について理解を深める授業を受けた。その後、2人1組になり、1人がアイマスクを付けて階段などを歩行し視覚障害を疑似体験し、もう1人が介助するという実習を行った。

 県警察学校の山崎孝雄副校長は「ただ、障害がある方の介助方法を学ぶだけではなく、困っている人の立場に立ち、親身になって接する思いやりのある警察官になってほしい」と語った。

「視力障害者に理解を」点字絵本を寄贈 小浜の「むつみ会」、小学校に

2009年06月05日 00時50分21秒 | 障害者の自立
 目の不自由な人の生活を理解して-と、小浜市内の点字サークル「むつみ会」(木下景子会長)が3日、同市今富小学校に、点字シールを張った絵本を贈った。

 むつみ会は本を点訳して、福祉関係団体に寄贈する活動などを続けている。小学生向けに絵本を点訳したのは初めて。会員14人が絵本「すてきな三人ぐみ」を1年がかりで点訳。各ページにシールを張り、市内の小学校数と同じ13冊を仕上げた。

 費用は共同募金の助成で賄い、今月中に市内の各小学校に1冊ずつ届ける。

 この日は木下会長ら3人が今富小を訪問。校長室で中尾和美校長も立ち会い、視力障害者を理解するための教材として贈呈した。国語や総合学習の時間で点字を学ぶという4年生を代表して、矢野七瀬さんと藤田達也君が受け取り、「福祉の学習で大切に使っていきます」とあいさつした。

 絵本を広げた2人にメンバーが、点字シールは一度張るとはがせず、修正がきかないことなど、点訳作業の難しさを説明。「世の中には生まれつき目が見えない人もいる。目が見えることにあなたたちは感謝して」と話し掛けていた。

知的障害者の日常記録「あした天気になる?」、きょう伊勢原で上映 /神奈川

2009年06月05日 00時49分38秒 | 障害者の自立
◇難病患者ら奔走、企画
 知的障害者らの日常生活をありのまま記録したドキュメンタリー映画「あした天気になる?」(宮崎信恵監督、ピース・クリエイト配給)が4日、伊勢原市民文化会館小ホールで、県内で初めて一般向けに上映される。市内の身体障害者や支援団体メンバーらが映画の趣旨に賛同して奔走、自主上映にこぎ着けた。

 映画は、03年に福岡県鞍手町で開設された知的障害者の入所更生施設「サンガーデン鞍手」と通所施設「ゆたかの里」が舞台。知的障害者や自閉症の30人が自立に向けて歩む暮らしぶりを描く。行動障害などの特性を理解し、日常に寄り添う職員の姿を通して、能力・効率優先の現代社会に疑問を投げかける。宮崎監督(66)が07年11月から約1年、密着取材し今年2月に完成した。

 自主上映は、筋肉の硬直などがある難病パーキンソン病患者で同市の無職、小野秀行さん(59)が映画を知り、東京都文京区での完成上映会を前に「文京区に行けないので伊勢原市で見たい」と申し入れたのがきっかけ。宮崎監督が求めに応じ、同会館で3月24日、障害者や支援者らを招き試写会が開かれた。映画を見た障害者ら約10人が「一般の人にも見てもらいたい」と実行委員会を作り、自主上映を企画した。

 小野さんらと記者会見した宮崎監督は「どうしても『障害者』とくくられるが(健常者と)同じ人間で、大変な思いをして原点で生きている。尊厳ある存在であることを伝えたい」と話した。

 午前10時半、午後2時、同6時半の3回上映。一般・大学生900円、小中高生800円。自立支援施設などによる物品販売もある。問い合わせ先は実行委の酉水紘一さん(090・4384・2844)。

高次脳機能障害者支援策を考える 20日草津で講習会

2009年06月05日 00時45分43秒 | 障害者の自立
 交通事故や病気で脳が傷つき、記憶障害など様々な後遺症に悩む「高次脳機能障害者」への支援策を考える講習会が、20日午後1時30分~5時、イオンモール草津内のイオンホール(草津市新浜町)で開かれる。

 「子どもの脳損傷」がテーマで、神奈川リハビリテーション病院(神奈川県厚木市)の小児科医・栗原まなさんが講演。医療関係者や障害者の家族らが課題などを考えるシンポジウムも行われる。

 無料で、託児も可。参加希望者は12日までに、県立むれやま荘内の高次脳機能障害支援センターにファクス(077・565・0295)で申し込む。問い合わせは、平日午前9時~午後5時に、同センター(077・565・0294)へ。


障害者雇用の企業組合「アップル工房」代表理事行方不明で業務停止

2009年06月05日 00時42分25秒 | 障害者の自立
 障害者を雇って印刷業務などを手掛けていた企業組合「アップル工房」(長野市)の代表理事男性が4月から行方不明になって業務が停止し、出資金などの名目で従業員らから集めた計650万円を返せない状態になっていたことが3日、同工房役員への取材で分かった。障害者雇用の新たな試みを後押しするため県長野創業支援センター(長野市)への入居を認めた県は、入居取り消しを含め支援解除の手続きを進めている。

 同工房の今村忠弘理事によると、650万円については今村理事ら残った役員3人が立て替え払いし、同組合の破産手続きを準備している。雇用情勢が厳しい中、仕事を失った障害者らは大きなショックを受けている。

 同工房は、この代表理事が中心になって「アップル工房ウエダ」の名称で2004年に上田市で発足。06年に同センターに入居し、障害者4人ほどを雇用していたという。パソコンで名刺印刷を受注していたほか、漆器や和紙などを使ったあんどんなども開発。県長野技術専門校(長野市)の委託で障害者対象の情報処理講座も開いていた。

 ところが従業員や今村理事によると、昨年夏ごろから賃金の支払いが滞るようになり、昨年末までに全員が同工房を辞めたり、自宅待機になったりした。同センターを所管する県ものづくり振興課には今年4月、代表理事から「資金繰りが厳しい」との話があり、相談日を設定したが代表理事は現れず、その後連絡が取れないという。

 今村理事によると、代表理事とは4月中旬以降、連絡が取れなくなっており、家族にも連絡がない。代表理事は従業員ら少なくとも8人から、出資金や借入金の名目で計650万円を受け取っていたが、出資金としては計上しておらず、運営資金に使ったとみている。また、同工房の通帳の一部は所在が分からず、具体的な使い道も不明という。

 聴覚障害のある息子が働いていた長野市の女性は、昨年4月の採用時、「(出資金を出しても出さなくても)どちらでもいいと言われたが、障害者の働く場は少なく、一生ここで働かせてもらえるならと10万円を出した」と話す。仕事が減った昨年6月に退職を申し出たが、今村理事らが立て替え払いするまで出資金は返されなかったという。

 今村理事は「経営見通しの甘さがあった」と説明。「代表理事以外の役員は名前を貸しただけで、代表理事が勝手なことをやっていたのを見逃していた。われわれにも道義的責任がある」と話している。県ものづくり振興課は「センター入居者への技術支援が目的のため、経営状況の把握は難しかった」としている。

 今村理事が代表理事を務める企業組合「アップル工房イイダ」(飯田市)は別組織。