京都大や同志社女子大などの学生が、不登校や発達障害のある子ども向けに家庭教師を派遣する事業を始めた。教育学や臨床心理学を専攻する学生約40人が登録し、画一的な学習指導に合わない子ども専用の教材やカリキュラムづくりに取り組んでいる。学習指導にとどまらず、就職活動の支援も手がけたいと意気込んでいる。
■教育学、心理学生かし支援
京大文学部4年の米田可奈子さん(22)=京都市中京区=が知人らに呼び掛け、今年3月に家庭教師派遣会社「アルビー」(中京区)を設立した。
米田さんは大学入学後、学習塾講師としてさまざまな問題を抱える子どもたちと接し、一人一人の状況に合った支援の必要性を感じた。しかし、問題を抱えた子どもたちに積極的に対応する派遣会社や学習塾は少なく、自ら事業化した。
3歳から学校を卒業した人まで幅広く受け入れる。現在は京都市内の小学3年から高校1年まで7人に派遣している。発達障害を研究する大学院生の協力で講師向け勉強会を開いている。子どもが集中しやすいように、問題用紙1枚に1問だけ掲載するなど教材も工夫して作っている。
子どもの適応力を重視し、最初にコミュニケーション能力テストを行い、派遣する家庭教師のタイプや接し方を検討する。講師の交代にもすぐに応じる。
今後、就職につながる指導にも力を入れる方針で、資格の取得や就職試験のための面接訓練を行う。また保護者向けセミナーの開催も計画している。
米田さんは「いろいろな悩みの相談に乗れるお兄さん、お姉さんのような存在になりたい」と話している。
■教育学、心理学生かし支援
京大文学部4年の米田可奈子さん(22)=京都市中京区=が知人らに呼び掛け、今年3月に家庭教師派遣会社「アルビー」(中京区)を設立した。
米田さんは大学入学後、学習塾講師としてさまざまな問題を抱える子どもたちと接し、一人一人の状況に合った支援の必要性を感じた。しかし、問題を抱えた子どもたちに積極的に対応する派遣会社や学習塾は少なく、自ら事業化した。
3歳から学校を卒業した人まで幅広く受け入れる。現在は京都市内の小学3年から高校1年まで7人に派遣している。発達障害を研究する大学院生の協力で講師向け勉強会を開いている。子どもが集中しやすいように、問題用紙1枚に1問だけ掲載するなど教材も工夫して作っている。
子どもの適応力を重視し、最初にコミュニケーション能力テストを行い、派遣する家庭教師のタイプや接し方を検討する。講師の交代にもすぐに応じる。
今後、就職につながる指導にも力を入れる方針で、資格の取得や就職試験のための面接訓練を行う。また保護者向けセミナーの開催も計画している。
米田さんは「いろいろな悩みの相談に乗れるお兄さん、お姉さんのような存在になりたい」と話している。