障害者団体用の嘘の証明書を発行したとして厚生労働省の局長が逮捕された事件です。局長の上司だった元部長は、大阪地検の任意の事情聴取に対して、「うまくやるよう指示したが、偽造するとは思わなかった」と話しているということです。
大阪地検特捜部は、厚労省の局長、村木厚子容疑者の上司だった元障害保健福祉部長の自宅などを捜索したほか、これまでに複数回、任意で事情聴取しています。
元部長は「国会議員から依頼を受けたため、うまくやるよう村木容疑者に指示したが、証明書を偽造するとは思っていなかった」と話しているということです。
厚労省関係者によりますと、当時、元部長と村木容疑者は、障害者自立支援法の法案づくりの検討に入っていて、法律をスムーズに成立させるため、議員の依頼に応える必要があったとみられ、元部長も「法案の審議に向けた根回しが必要な状況だった」と話しているということです。
一方の村木容疑者は取り調べに対して、「証明書の存在自体を知らなかった」と、依然、一切の関与を否定しているということです。
大阪地検特捜部は、厚労省の局長、村木厚子容疑者の上司だった元障害保健福祉部長の自宅などを捜索したほか、これまでに複数回、任意で事情聴取しています。
元部長は「国会議員から依頼を受けたため、うまくやるよう村木容疑者に指示したが、証明書を偽造するとは思っていなかった」と話しているということです。
厚労省関係者によりますと、当時、元部長と村木容疑者は、障害者自立支援法の法案づくりの検討に入っていて、法律をスムーズに成立させるため、議員の依頼に応える必要があったとみられ、元部長も「法案の審議に向けた根回しが必要な状況だった」と話しているということです。
一方の村木容疑者は取り調べに対して、「証明書の存在自体を知らなかった」と、依然、一切の関与を否定しているということです。