ゴエモンのつぶやき

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重度精神障害者の地域生活をケアするACTとは。

2009年06月26日 00時24分13秒 | 障害者の自立
◆重度精神障害者の地域生活をケアするACTとは。

 ◇専門家が訪問支援、チームで医療・福祉サービス 経営安定化が課題
 重い精神障害のある人たちが地域で安心して暮らせるよう、医師、作業療法士、看護師、精神保健福祉士らがチームを組んで支える精神保健福祉プログラム「ACT(アクト)」。60年代後半に米国で生まれ、日本でも現在約10カ所で取り組みが始まっている。

   *

 千葉県市川市にある訪問看護ステーションACT-J。7人のスタッフが登録した利用者の自宅や病院、職場を訪問し、必要な支援を提供する。利用者は60人。大半が重い統合失調症の人たちだ。

 午前8時半過ぎ、スタッフと医師のミーティングが始まった。1時間ほどをかけて、それぞれが担当する利用者の前日の様子や電話でのやりとりを伝え合う。「掃除機を買いたいが、いくらかかるのか心配していた」という報告に、別のスタッフが「じゃあ金額を確かめて伝えよう」。日々の生活で困ったことがあれば、細やかに対応する。3人のスタッフが1人を担当するが、利用者に何かあれば24時間対応できるよう、個々の情報を全員が把握する。

 午前10時過ぎ。スタッフが利用者の訪問へ。施設長の原子英樹さん(47)が訪ねた50代の男性は数十年に及ぶ入院生活をしていた。退院8カ月前からアクトの支援を受け、買い物や1人の時間の過ごし方などを練習し退院。今は週3日のヘルパー利用に加え、週3日アクトの訪問を受け、薬の管理や行政手続きなどのサポートを受ける。

 男性が「気持ちが高ぶっているときにやること」と書かれたリストを見せてくれた。買い物をしたらすぐ帰る▽なるべく部屋で過ごす--。原子さんと2人で考えたという。スタッフだけでプランを立てるのでなく、利用者と話し合い、利用者の言葉で文書化する。本人の希望に沿った支援をするのが基本理念だ。

 自分で初めて借りたアパートの居間で、男性は「病院には自由がなかった。機会があれば退院したかった」と話した。原子さんが「病院の方が楽だったこともあるんじゃないの?」と聞くと「今の方が自分のためになる」。症状が落ち着き、この1年で抗精神病薬が半分に減った。目標は「お年寄りや困っている人の役に立つ」こと。スタッフが可能なボランティアや研修会を探している。

 午後5時。事務所に戻ってきたスタッフが10分間のミーティング。スタッフの一人がある利用者について「症状が安定しない。夜電話がかかってくる可能性が高い」と報告した。朝までの連絡用に携帯電話があり、その日の当番が持ち歩く。

 原子さんは「アクトの特徴はチームで責任を持つこと。利用者は多様な視点でケアが受けられる。スタッフも抱え込んで燃え尽きることが防げる」と話す。ただ活動を広げるには課題もある。経営をどう安定させるかだ。自宅への訪問は診療報酬が請求できるが、行政機関への同行や家族支援、精神保健福祉士の訪問など「活動の3割は報酬の対象外」という。

   *

 ACT-Jは03年度に国の研究事業として活動が始まり、08年4月からNPO法人に引き継がれた。研究班が利用者118人を対象に行った調査では、アクトを利用した人は利用していない人に比べ、入院日数が減った▽就労率が伸びた--などの結果が出た。

 研究を担当した国立精神・神経センター精神保健研究所の伊藤順一郎・社会復帰相談部長は「アクトでは一人一人の個性を認め、支えている。その理念は誰にとっても生きやすい社会の実現につながるはずです」と話す。

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 ◇ACT
 Assertive Community Treatmentの略。日本では「包括型地域生活支援プログラム」とも呼ばれる。重い精神障害のある人たちが頻繁に入退院を繰り返したり、退院後も自宅にひきこもることのないよう、訪問活動を軸に本人の希望に沿った形で安定した生活を支える。特徴はスタッフ1人に対して利用者は10人程度▽チーム全員が情報を共有する▽保健・医療・福祉サービスを直接提供する▽24時間体制--など。NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボのACT-IPSセンター(電話047・320・3873)で研修などを行っている。


平成21年度身体障害者向け通信・放送役務提供・開発推進助成金

2009年06月26日 00時21分35秒 | 障害者の自立
 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」という。理事長: 宮原 秀夫)は、平成21年度における身体障害者向け通信・放送役務提供・開発推進助成金交付業務に係る助成対象事業者の第2回公募を下記のとおり開始しますので、お知らせします。
 本助成金交付業務は、身体障害者の方々が健常者と同じように利用できる通信・放送サービスや身体障害者の方々の生活を支援する通信・放送サービスの提供又は開発に必要な資金の一部を助成するもので、「別紙 1」のような実績があります。
 なお、制度の概要については「身体障害者向け通信・放送役務提供・開発推進助成金」ホームページをご覧ください。
http://www2.nict.go.jp/v/v413/104/index.html




1.公募期間
 平成21年6月25日(木) ~ 平成21年7月28日(火)
(最終日は17:00までに必着)



2.応募方法
 助成金交付の対象となる要件、申請手続等は「別紙 2」のとおりです。
 応募案内に定める所定の書式に従った申請書類を、「3.提出先」の窓口又は郵送にて受け付けます。また、応募案内、申請書類及び交付要綱については、以下のURL「利用手続き」からダウンロードすることができます。
http://www2.nict.go.jp/v/v413/104/index.html##1



3.提出先
〒184-8795 東京都小金井市貫井北町4-2-1
独立行政法人情報通信研究機構 情報通信振興部門 情報格差対策グループ




< 広報 問い合わせ先 >
総合企画部 広報室
報道担当 廣田 幸子
Tel :042-327-6923
Fax:042-327-7587


< 本件に関する 問い合わせ先 >
情報通信振興部門 情報格差対策グループ
本田 修一、谷本 至
Tel :042-327-6022
Fax:042-327-5708


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別紙 1




身体障害者向け通信・放送役務提供・開発推進助成金制度の利用事例(詳細: http://barrierfree.nict.go.jp/service/index.html )








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別紙 2




身体障害者向け通信・放送役務提供・開発推進助成金(情報バリアフリー事業助成金)の応募手続きについて
=平成21年度=


1.助成金交付の目的
 身体障害者にとっての情報通信利用の利便増進を図るため、身体障害者向け通信・放送役務の提供、又は開発を行う対象事業者に対して、情報通信研究機構がその資金の一部を助成することで、身体障害者向け通信・放送サービスの充実を図り、もって身体障害者が安心して暮らせるとともに社会参加を果たすことができる環境の整備に資することを目的とするものです。これまで、電話リレーサービスなどが助成対象事業となっています。



2.助成金交付の対象となる要件
 助成金の交付の対象となるためには、以下の各要件を満たすことが必要です。また他の研究開発助成金と違い、障害者の方々へのサービスを提供することが前提です。
⑴ 助成対象事業を的確に遂行するに足る能力を有すること。


⑵ 助成対象事業の内容が次の各要件に合致すること。
① 有益性 : 提供又は開発される通信・放送役務が、身体障害者の利便の増進に著しく寄与するものであること。
② 波及性 : 提供又は開発される通信・放送役務に関する身体障害者のニーズが高く、事業実施の効果が全国的に広く及ぶものであること。



⑶ 助成対象事業に係る資金調達が自己のみによっては困難であること。


⑷ 助成対象事業を的確に遂行するのに必要な経費のうち、自己負担分の調達に関して十分な能力を有すること。


⑸ 助成対象事業に係る経理その他の事務について的確な管理体制及び処理能力を有すること。





3.助成金交付の対象となる経費
 助成金交付の対象となる経費は、助成対象期間(助成金の交付決定の日から当該年度の末日まで)において支出された経費であって、助成対象事業を行うために必要な経費のうち、機械装置等購入費、外注費・委託費、労務費、消耗品費、諸経費です。



4.助成限度額
 助成金は、助成対象経費として妥当であると判断された経費の全額に対して支払われるものでなく、単年度あたり、助成対象経費の額の2分の1の額を限度とします。



5.応募の手続き
⑴ 応募案内等
 応募案内、申請書類および交付要綱は「情報バリアフリー事業助成金(身体障害者向け通信・放送役務提供・
開発推進助成金)」ホームページの「利用手続き」からダウンロードしてください。


「助成金ページ」: http://www2.nict.go.jp/v/v413/104/index.html
「利用手続き」 : http://www2.nict.go.jp/v/v413/104/index.html##1


⑵ 公募期間
 助成金の交付を希望する方は、下記の公募期間内に所定の助成金交付申請書に必要事項を記入して、写し1部とあわせて情報通信研究機構まで提出してください。
・平成21年6月25日(木)~ 平成21年7月28日(火)
申請書類は、下記の窓口へ直接持ち込む方法か、郵送にて受け付けます。
平成21年7月28日(火)17:00を受付の締切りとします。郵送による場合も、同日同時刻までに情報格差対策グループに必着とします。
なお、郵送の場合、送付用の封筒等の表面に「身体障害者向け通信・放送役務提供・開発推進助成金申請書在中」と朱書きして下さい。


⑶ 提出先
 情報通信研究機構 情報通信振興部門 情報格差対策グループ(詳細はページ末尾参照)


⑷ お問い合わせ先
 助成金交付申請書の記入方法など本件に対するお問い合わせについては、⑶ の提出先窓口までご連絡下さい。



6.助成対象の審査等について
 助成金交付の対象となる助成対象事業の決定は、専門家で構成する評価委員会における評価・審査等を経て決定する予定です。

<参考事項>


• 支援実績は以下のとおりです。


• 助成案件(平成13年度~20年度)についてはホームページ「情報バリアフリーのための情報提供サイト」の「これまでの助成案件一覧」
 http://barrierfree.nict.go.jp/nict/promote/supportlist.html をご覧ください。


• 助成要件を詳しく知りたい場合は、ホームページ「情報バリアフリーのための情報提供サイト」の「身体障害者向け通信・放送役務提供・開発推進助成金Q&A」
 http://barrierfree.nict.go.jp/nict/promote/qa/index.html をご覧ください。



「無能と思われたくなくて」従った 郵便不正で係長

2009年06月26日 00時19分41秒 | 障害者の自立
 自称・障害者団体「凛(りん)の会」(現・白山会)を郵便割引制度の適用団体と認めた偽の証明書が厚生労働省で発行された事件で、担当係長の上村勉容疑者(39)が大阪地検特捜部の調べに対し、偽の証明書作成の動機について、「無能で仕事ができないと上司から思われたくなかった」という趣旨の供述をしていることがわかった。

 特捜部は、上村係長が、当時課長で前雇用均等・児童家庭局長の村木厚子容疑者(53)の指示に逆らえず、偽の証明書を発行したとみて調べている。24日、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕・再逮捕している村木前局長と上村係長、凛の会関係者2人について10日間の勾留(こうりゅう)延長を大阪地裁に請求し、認められた。

 特捜部の調べによると、村木前局長は04年6月初め、凛の会が障害者団体の実態がないことを知りながら、「議員案件なので、決裁も気にしなくていいから、早く証明書を作って」と上村係長に指示した疑いがあるという。

 当時の心境について、上村係長は「うさんくさい団体で証明書を出したくないと思ったが、指示なので従った。上司から能力がないと思われるのも嫌だった」などと述べているという。

 凛の会は当時、さいたま市の柔道整復師養成学校とダイレクトメールの発送契約を交わしており、6月中に発送できなければ「違約金」を支払う必要に迫られていたとされる。特捜部は、上村係長は前局長の指示を受け、発行日を5月にさかのぼって偽の証明書を作成したとみている。

 一方、厚労省関係者の証言によると、上村係長の前任係長は04年2月、凛の会元会長で白山会代表の倉沢邦夫容疑者(73)と面会し、審査書類を提出しない態度を「うさんくさい」と感じたという。このため、証明書の発行業務を引き延ばそうと、同年4月に上村係長と担当を代わるまで時間かせぎをしたとされる。

虚言の知的障害者を職員が平手打ち 山梨

2009年06月26日 00時17分58秒 | 障害者の自立
 知的障害者入所更生施設「向徳舎」(山梨県甲府市、社会福祉法人園樹会が運営)は24日、今月11日に知的障害者の20代男性が「職員にたばこをもらって吸った」とうそをつき、名指しされた男性職員が逆上して男性の顔を3回、平手打ちして打撲のけがを負わせる問題が起きたと発表した。同施設は、職員を7日間の出勤停止処分にしたという。

障害者スポーツ考える パラリンピック5回連続出場 競泳の河合さん講演 27日、大川市

2009年06月26日 00時15分52秒 | 障害者の自立
 パラリンピック5回連続出場の競泳選手、河合純一さん(34)=静岡県教委職員=を招いたシンポジウムが27日午後1時から、大川市榎津の国際医療福祉大で開かれる。河合さんの経験などを通して、障害者スポーツについて考える。

 生まれつき左目の視力がなかった河合さん。10代で右目の視力も失ったが、小学生から続けていた競泳でパラリンピックに出場。ハンディを抱えながらも「夢をあきらめたくない」という思いを強く持ち、努力した結果、アトランタ、シドニー、アテネ大会で計5個の金メダルを手にした。

 シンポジウムでは、河合さんが「出会いから生まれた新たな夢」と題して講演するほか、河合さんや理学療法士、医師を交え、障害者スポーツの現状や、周囲の人たちのサポートの在り方などについて議論する。河合さんが本人役で出場した映画「夢追いかけて」の上映もある。

 入場無料。同大=0944(89)2000。