桃の節句に男の子の健やかな成長を願って贈る天神人形作りが、出雲市の障害者支援施設「ふたば」で最盛期を迎えている。一時途切れた地域の風習を復活させるため、通所者3人が初めての作業に取り組んでいる。
菅原道真をイメージした人形は高さ6センチ、幅5センチ。施設内の窯で焼いた人形を磨き、青、赤、黄色など鮮やかな色を塗る。集中力のいる細やかな作業だが、3人は丁寧に小筆を動かしていた。
出雲地方では江戸時代から、男の子のためにも初節句に人形を飾っていた。職人が減り、2年前、市内で唯一販売していた店も閉まった。
1体千円。「懐かしい」とお年寄りから注文が相次いでいるという。3月上旬まで300体を目標に作り続ける。問い合わせはふたば=電話0853(43)2461。
中国新聞
菅原道真をイメージした人形は高さ6センチ、幅5センチ。施設内の窯で焼いた人形を磨き、青、赤、黄色など鮮やかな色を塗る。集中力のいる細やかな作業だが、3人は丁寧に小筆を動かしていた。
出雲地方では江戸時代から、男の子のためにも初節句に人形を飾っていた。職人が減り、2年前、市内で唯一販売していた店も閉まった。
1体千円。「懐かしい」とお年寄りから注文が相次いでいるという。3月上旬まで300体を目標に作り続ける。問い合わせはふたば=電話0853(43)2461。
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