ゴエモンのつぶやき

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1文字の書にあふれる個性 障害者らの作品、小浜で展示

2011年03月12日 01時21分28秒 | 障害者の自立
 小浜市学園町の県立大学小浜キャンパス・交流センターに、一般向けの作品展示スペースが設けられた。3月から2カ月間、嶺南の知的障害者らでつくる「いさざの会」の伸びやかで個性あふれる書が展示されている。

 作品の展示場所を提供し、市民に気軽に立ち寄ってもらう機会を増やそうと昨年11月、無料の「キャンパス・ギャラリー」を開設した。9家族が参加する「いさざの会」は2グループ目の展示。21~44歳の会員11人が「絆」「波」「美」など、1文字の作品を中心に30点を出品した。日常の出来事を書にしたものもある。

 同会は2000年から月2回、書と絵画、陶芸の制作に取り組んできた。08年から、小浜市社会福祉協議会が「障害者アート」の豊かさを知ってもらおうと作品の貸出先を募り、市内の全公民館、商店街、事業所など30カ所余りで展示されている。

 同会の大竹臣哉代表(56)は「筆を持つと、みな生き生きとしてくる。会話は苦手だが、作品を通して発せられる彼らの『声』を、ぜひ聞いてほしい」と話している。


「いさざの会」の書の展示=小浜市学園町の県立大小浜キャンパス


朝日新聞

富士河口湖のバリアフリー検証ツアー 障害者13人参加

2011年03月12日 01時17分14秒 | 障害者の自立
 障害者にも心地いい観光地を目指す――。そんな狙いで富士河口湖町のNPO法人「富士山地域創造」(小佐野常夫理事長)は10日、町内のバリアフリー化を検証するツアーを実施した。東京、神奈川、埼玉から車いすの利用者や目の不自由な人計13人が訪れ、駅やトイレ、神社仏閣、旅館などを見て回った。

 サポート態勢の充実を図る目的で、県がNPOなど民間団体に補助金を出す地域活性化促進事業のひとつ。この日は県や町の担当者、ボランティアらも参加した。

 河口浅間神社では、石段を上り下りするために車いすの塚本哲夫さん(59)=東京都=と伊藤秀樹さん(37)=同=をそれぞれ大人2人で抱え上げる必要があった。見ていた小佐野さんは「石段付近にスロープをつける」。

 それより前の旅館「秀峰閣湖月」。目の不自由な田丸敬一朗さん(35)=同=は「フロアがスロープか階段か、それが分かるような警告ブロックがほしい」と指摘した。

 県観光企画・ブランド推進課の小泉嘉透さんは「ユニバーサル(だれにも使いやすい)デザインが言われている中でエリアでいかに魅力づけしていくのか、という意識がなければならない。気づきが大切です」。11日に検証の報告や討論会がある。

朝日新聞

ロービジョンサポートフェア:視覚障害者支援、あす講演や相談--神戸 /兵庫

2011年03月12日 01時14分37秒 | 障害者の自立
 県内の視覚障害者を総合的に支援する「神戸アイライト協会」は12日、神戸市中央区旗塚通4の同市立葺合文化センターと同区神若通5の神戸ライトセンターで「ロービジョンサポートフェア」を開く。

 葺合文化センターでは午後1時から、視力が低下し、日常生活に支障が出るロービジョンの人たちへの支援を考える講演会があり、国立障害者リハビリテーションセンター病院の仲泊聡・第2診療部長らが講演する。

 また、神戸ライトセンターでは正午から午後4時まで、拡大読書器やルーペなどを集めた機器展のほか、音声パソコンの体験、視覚障害に関する相談会がある。参加費無料。問い合わせは同協会(078・221・6019)。

毎日新聞 2011年3月11日 地方版

芋焼酎「自立」 26日から販売 障害者施設と県が商品化

2011年03月12日 01時12分10秒 | 障害者の自立
 県と県内の障害者施設が共同で商品化している県産芋焼酎「自立」が今年も順調に仕上がり、10日、原料のイモを栽培した障害者施設関係者が麻生渡知事に完成品を贈った。本年産はイモの栽培に新たに3施設が加わって計9施設で取り組んでおり、商品は前年比1・5倍の1万2千本を生産予定。26日から販売する。

 「自立」(720ミリリットル入り)の生産、出荷は今年で3年目。障害者の所得向上を目指して障害者施設の利用者らがイモを栽培、宇美町の小林酒造本店が醸造している。これまで原料のイモ「ジョイホワイト」の苗は鹿児島県から仕入れていたが、本年産は苗から各施設でつくった。

 口当たりの良いフルーティーな味わいが特徴。09年産は1800本が2カ月、10年産は8千本が半年で完売した。障害者の月給は平均約1900円アップしたという。

 県庁には9施設の利用者など計約20人が訪問。八女市の「蓮の実団地」の上田正勝施設長(68)は「昨年は猛暑で苗の植え付けが大変だった。真心を込めて水やりや草取りをして、大きなイモができた」と報告。試飲した麻生知事は「今年も非常にまろやかで立派に出来上がった」と話した。

 「自立」は税込み1260円。一般販売は筑紫野市のイオンモール筑紫野だけで、26日に300本を限定販売する。ただ、同日から9施設と「福岡農産物通商」の通販サイトでも購入できる。9施設は次の通り。

 玄海はまゆう学園(宗像市)▽こがね園(朝倉市)▽サングリーン(広川町)▽ジョブサポートみろく(福智町)▽誠心園(嘉麻市)▽蓮の実団地(八女市)▽ひびき学園(北九州市若松区)▽わーく・いずみ(行橋市)▽若宮園(宮若市)

 県障害者福祉課=092(643)3263。

=2011/03/11付 西日本新聞朝刊=

障がい者制度改革フォーラム

2011年03月12日 00時59分54秒 | 障害者の自立
障害者や関係団体の声を国に届けようと、「障がい者制度改革フォーラムin和歌山~ひとりじゃないよ! みんなでつくろう希望の道~」(同実行委主催)が10日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれ、関係者ら約350人が参加した。

国では新しい障害者制度づくりに向け、「障がい者制度改革推進会議」を設置して議論を進めており、障害者基本法改正案が今国会に提出される見込みとなっている。フォーラムには同会議構成委員の森祐司氏と議長代理の藤井克徳氏を迎え、吉田喜代司実行委員長は「お二人にいろいろとご意見を述べさせてもらい、会議に採り入れていただければありがたい。私たちもこの機会に障害者福祉がどうあるべきか、互いに研さんし合い、今後の福祉活動の糧としよう」とあいさつした。

フォーラムでは県内13団体が意見発表。公共交通運賃の値下げ、全日本ろうあ連盟が提案する「情報・コミュニケーション法(仮)」の早期制定、要約筆記の派遣事業の充実など、地域の生の声をアピールした。最後に藤井氏へ同会議への意見書が手渡された。

障害者基本法(しょうがいしゃきほんほう、昭和45年5月21日法律第84号)は、障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策に関し、基本的理念を定め、及び国、地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策の基本となる事項を定めること等により、障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策を総合的かつ計画的に推進し、もって障害者の福祉を増進することを目的として制定された日本の法律である。

2004年改正
2004年(平成16年)6月4日、障害者基本法の一部を改正する法律が公布・一部施行され、法律の目的、障害者の定義、基本的理念など、大幅に改正された。本改正によって、3条3項として「何人も、障害者に対して、障害を理由として、差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならない」ことが追加された。

以下のうち太字は、2004年改正箇所。なお、改正2条の施行は2005年4月1日、改正3条の施行は2007年4月1日。

第1条 この法律は、障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策に関し、基本的理念を定め、及び国、地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策の基本となる事項を定めること等により、障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策を総合的かつ計画的に推進し、もつて障害者の福祉を促進することを目的とする。

第2条 この法律において「障害者」とは、身体障害、知的障害又は精神障害(以下「障害」と総称する。)があるため、継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける者をいう。

第3条 すべて障害者は、個人の尊厳が重んぜられ,その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有する
2 すべて障害者は、社会を構成する一員として社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会を与えられる。


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