福岡市などの障害者がデザインした段ボール箱「だんだんボックス」が1日、県内の主要郵便局40局と都内の2局で宅配便「ゆうパック」向けに発売された。郵便局九州支社(熊本市)によると、通常の「ゆうパック」以外の段ボール箱を取り扱うのは九州エリアで初めてという。
だんだんボックスは、障害者が経済的に自立する仕組みをつくろうと、福岡市の建築家や会社員、主婦らによる実行委員会が取り組んでいる事業。売り上げの10%がデザイン料として障害者に支払われる。デザインを手掛けたのは障害福祉サービス事業所「工房まる」など同市内2団体と都内1団体で芸術活動に励む障害者10人。カラフルな動物や人間、花などがユニークに描かれている。サイズは大、中、小、特大の4種類で、価格は200-400円。
昨年8月から県内の百貨店などで販売しており、これまでに約1万個を売った。郵便局でも郵送せずに持ち帰ることもできる。この日、同市・天神の福岡中央郵便局で購入した雑貨店店員の女性(25)は「柄がかわいかったので友達への誕生日ギフトを入れて送ります」と話していた。
実行委の神崎邦子代表(66)は「宅配便でボックスを世界中に流通させ、優しさのネットワークを広げたい」と期待する。同実行委=092(406)9815。
=2011/03/02付 西日本新聞朝刊=
だんだんボックスは、障害者が経済的に自立する仕組みをつくろうと、福岡市の建築家や会社員、主婦らによる実行委員会が取り組んでいる事業。売り上げの10%がデザイン料として障害者に支払われる。デザインを手掛けたのは障害福祉サービス事業所「工房まる」など同市内2団体と都内1団体で芸術活動に励む障害者10人。カラフルな動物や人間、花などがユニークに描かれている。サイズは大、中、小、特大の4種類で、価格は200-400円。
昨年8月から県内の百貨店などで販売しており、これまでに約1万個を売った。郵便局でも郵送せずに持ち帰ることもできる。この日、同市・天神の福岡中央郵便局で購入した雑貨店店員の女性(25)は「柄がかわいかったので友達への誕生日ギフトを入れて送ります」と話していた。
実行委の神崎邦子代表(66)は「宅配便でボックスを世界中に流通させ、優しさのネットワークを広げたい」と期待する。同実行委=092(406)9815。
=2011/03/02付 西日本新聞朝刊=