ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

震災で障害者らの在宅介護が難しい状況に

2011年03月22日 01時27分22秒 | 障害者の自立
長時間の外出難しく

震災の影響により、在宅の重度障がい者らの介護が困難となりつつある。仙台市内にある食料品店には市民が殺到して数時間待ちとなるケースもあるほか、介護に追われる家庭では長時間の外出、買出しなどが十分に出来ないケースもあるという。

生活が困難となるケースも
仙台市若林区に在住する重度意識障がい者の古高克さん(22)の母親は
「ほぼ一人で介護しており、なかなか外出できない。食料が底を突かないか心配だ」

と話す。固形物が食べられない克さんのペースト食や、あるいはオムツといった介護用品も手に入らないため、残っていた分でやりくりを続けるという状況が続く。

仙台市若林障害者福祉センターも、在宅支援対象となっている障がい者の自宅をスタッフが順次訪問し、必要に応じて食料を届けるなどの対応を進めているが
「介護する家族が高齢の場合も多く生活が困難になっているケースは少なくない」

と話している。

障がい者の働く場ニュース

ボランティアの輪熱く 浜松で20団体が障害者らとともに交流

2011年03月22日 01時24分09秒 | 障害者の自立
大震災被災地向けバザーも

 浜松市中区の市福祉交流センターで20日、障害者支援ボランティアや保護司などの20団体が「第5回はままつボランティアフェスティバル」を開いた。売り上げを東日本大震災の被災地に送るバザーや、視覚障害者との交流があり、大勢の市民でにぎわった。


 浜松手話サークルやまびこ会は、障害者との交流コーナーを設けた。ガールスカウトの女児に点字タイプライターの使い方を教えた視覚障害者の寺田絹枝さん(66)=西区=は「孫と同じ名前でびっくり。タイプで名前を打ってあげました」と楽しそうに話した。聴覚障害者の情報へのアクセス、コミュニケーションの権利を法律で保障するため、全日本ろうあ連盟などが全国で進めている署名も会場で集め協力した。

中日新聞

セミナー:「自閉症は個性に近い」 発達障害者支援の講演--吉野ケ里 /佐賀

2011年03月22日 01時20分12秒 | 障害者の自立
 「ちょっと変な人」に見られがちな成人期の発達障害者や家族向けのセミナーが19日、吉野ケ里町の国立病院機構肥前精神医療センターで開かれ、約60人が参加した。講師の辻井正次・中京大教授は「発達障害の人は他者の意図や感情、場の空気を読むのが苦手だが、学習すればできるようになる。抽象的な言葉でしかりつけず、その場に合ったやり方を具体的に教えることが大事」と訴えた。

 発達障害は先天的な脳機能障害で、自閉症やアスペルガー症候群などさまざまに分類される。セミナーで対象にしたのは知的障害のないタイプの人たち。辻井教授は「自閉症は多くの原因による疾患で体質、個性に近い。遺伝や親のしつけは関係ない」と断言した。

 また「褒めなかったり、裏を読むことを求めたりするのが日本の文化だが、発達障害者には無理」と述べ、周囲の支援の必要性を強調した。その上で、家族に対し「支援は自分たちで求めて作るもの。待っていては駄目」と公的機関への働き掛けを促した。

 講演後は参加者も一緒になって、障害者本人が助けを求めたり、イライラした時に気分を変えたりする方法などを具体的に考えた。

毎日新聞 2011年3月21日 地方版

聴覚障害者 出発準備

2011年03月22日 01時17分50秒 | 障害者の自立
◆聴覚障害者が心配

 Q 手話ボランティアをしています。聴覚障害者の方が孤立していないか心配です。

 A 災害時、音声による情報が得られない聴覚障害者には、聞こえる人にはない困難があります。大阪聴力障害者協会によると、阪神大震災のときには、避難所で情報が得られず、毛布やおにぎりが受け取れないケースがあったそうです。今回も、物資の情報や津波のこと、原子力発電所の状態など、すぐ知りたいことは多いはずです。

 厚生労働省の統計(2009年3月現在)では、障害者手帳をお持ちの聴覚障害者は、岩手県で約5100人、宮城県で約6100人、福島県で約7700人もおられます。

 全日本ろうあ連盟(東京都新宿区)には「手助けをしたい」という申し出がたくさん寄せられており、現地に拠点ができたら、手話ボランティアを募集する予定です。「もう少しお待ち下さい」とのことです。

◆被災地へ行く前に

 Q 被災地に、ボランティアの活動拠点ができてきました。行く前にすべきことは何ですか。

 A 仙台市のボランティアセンターでは、避難所での物資搬送や炊き出しの手伝いなどをする人の募集が始まりました。

 同センター設立に関わった神戸市社会福祉協議会などに聞きました。ボランティアは、宿泊先や食料、水、マスクなど必要な物を自分で確保し、最低限、自分のことは自分でしなければいけません。宿泊や買い物ができる場所などは、事前に調べる必要があります。

 現地ではボランティアセンターに登録し、ニーズに応じて行動します。募集に条件が付く場合もあり、全国社会福祉協議会や被災自治体のウェブサイトで確認が必要です。体調に気をつけ、自分のゴミは持ち帰る。決して「してあげている」と善意を押しつけないように。そういう気持ちは、相手に伝わります。

(2011年3月21日 読売新聞)