ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

県営住宅373戸提供 28日、1回目募集 被災者に無料で

2011年03月24日 01時06分24秒 | 障害者の自立

 県は二十二日、東日本大震災の被災者や福島第一原発の周辺住民の受け入れ施設として、県営住宅計三百七十三戸を提供すると発表した。高齢者や障害者、妊婦、乳幼児のいる家族が対象で、家賃は無料。第一弾として二十八日に百七戸分の抽選を行い、四月中旬までに入居してもらう。上田清司知事は会見で「入居待ちの方がたくさんいるが、今回は被災者を優先する」と、被災者支援に全力を挙げる考えを示した。


 二十二日正午現在、県内への避難者数は三千四百三十三人。受け入れ先は公共施設が多いが、高齢者ら「災害弱者」への対応や、プライバシーの確保が課題になっている。


 県営住宅の家賃は無料にするが、電気やガス、水道料金は自己負担が原則。自治体が発行する罹災(りさい)証明書の提出は義務付けない。


 県営住宅は年四回、入居者を定期募集し、抽選の競争倍率は六倍程度。県は四月以降の定期募集を延期し、まずは被災者に割り振る方針。問い合わせは、県住宅課=電048(830)5564=へ。


 狭山市は二十二日、家賃を市が負担して民間の賃貸住宅百戸の無料提供を決め、受け付けを始めた。申し込みは殺到し、同日夕までに約八十戸分が埋まり、早速、入居する世帯もあった。


 希望者は、県内の親戚を頼って福島県から避難してきた人たちが多く、ほとんどがすぐ入居を望んだという。市は六カ月以内の家賃を負担し、三千数百万円の費用を見込んでいる。

東京新聞

人間の幸せ求め続け、チョーク製造最大手の日本理化学工業/川崎

2011年03月24日 01時04分25秒 | 障害者の自立
 「人間の幸せって何だと思いますか?」。穏やかな笑みを浮かべながら、大山泰弘会長(78)は唐突に切り出した。「僕は、世や人の役に立つことが、最高の幸せだと思うんです。もっとも、教えてくれたのは彼らですが…」。ほほ笑む視線の先では、知的障害者の社員が普段と変わらぬ様子で、黙々とチョーク作りに汗を流していた。

 障害者雇用を始めたのは1960年。近所の養護学校の教諭が「子どもたちを働かせてほしい」と訪ねてきた。「卒業後は施設に入り一生働くことを知らずに過ごす」との言葉に断れず、2人を実習生として受け入れた。「2週間の実習で終了するつもりだったんですが、社員たちに『面倒を見てやってください』と頭を下げられて…」。押し切られるような形で、雇用に踏み切った。

 当初は材料の表示も読めず、時間を計るのも難しかったが、重りを色で識別させたり、砂時計を使わせたりと工夫すると、徐々に仕事を覚えた。2人は毎日楽しそうに出勤し、終了時刻を過ぎても作業を続けた。

 疑問だった。なぜ、こんなに一生懸命なのか。「働いているより、施設にいる方が幸せだろうと思っていた」。だからある日、知り合いの住職に言われた一言は衝撃だった。「人に必要とされ、褒められ、人の役に立ち、愛されることは人間の究極の幸せなんですよ。それを彼らは実感できているのでしょう」。ハッとした。「企業には人を幸せにする力があると分かった。そのときから頑張ってみようと思ったんです」

 重度を含む知的障害者を次々と受け入れ、現在は全社員の7割を超える55人が働く。近年は、環境に優しい商品も開発。2006年に商品化した筆記具「キットパス」は、ガラスや窓などつるつるした面なら消せる上に、口紅と同様の材料を使い口に入れても安全なことから人気を呼ぶ。チョーク製造最大手として成長を続ける中、1960年に入社した女性社員もまた、66歳の現役として元気に働いている。

 「障害者が働き、人の役に立つ商品を作る。給料を得て自立した生活を送ることで、その地域も活性化する」。障害者雇用から半世紀。固い信念に揺るぎない自信が加わった。「環境問題に取り組むのもいいが、今生きている人のために頑張る企業を、国民も一緒になって応援する社会でないといけない」。会社案内には、自らの志を示すようにこうつづられていた。21世紀は人間としてのやさしさを、人や地球に向ける時代が求められている―。

 ◆日本理化学工業 チョーク製造会社。本社は登記上は東京都大田区だが、事実上は川崎市高津区。北海道美唄市にも工場を持つ。1937年に設立。知的障害者雇用をスタートさせた60年以降、重度を含む障害者を積極的に雇用し、これまでに内閣総理大臣賞など数々の賞を受賞。現在は、全社員74人のうち55人が知的障害者。

カナロコ(神奈川新聞)

まちバス、小学生と障害者半額に 岡崎市が4月から

2011年03月24日 01時02分14秒 | 障害者の自立

 岡崎市は4月から、市のコミュニティバス「まちバス」にこども割引と障害者割引を導入する。現行で通常200円の運賃を半額の100円に下げる。


 こども割引は、市内の小学生が対象で、市教委が全員に配布している「わくわくカード」の提示が必要。障害者割引は身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の所持者が対象で、手帳を提示すればいい。


 まちバスは2007年から、市が名鉄バスに委託し、中心市街地で運行。東西、南北の2ルートがあり、09年度の1日当たりの平均乗車人数は425人。 

中日新聞