ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

憲法25条 輝き改めて

2011年12月06日 01時58分39秒 | 障害者の自立
 「社会保障と税の一体改革」と「障害者総合福祉法制定」について学習と運動を深めようと、障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会(障全協・吉本哲夫会長)の第45回全国集会・中央行動が4日、東京都内で始まりました。

 吉本会長はあいさつで、「権利としての社会保障」をかちとるために45年間、活動してきたことを振り返り、「障害者運動を前進させ、社会保障制度を改善する運動へ発展させよう」と呼びかけました。

 特別企画として、低すぎる生活保護費は生存権を保障する憲法25条違反だとして岡山県の朝日茂さん(故人)が50年以上前、国を相手に裁判をたたかった「朝日訴訟」を記録した映画「人間裁判」が上映されました。

 基調講演で白沢仁事務局長は、政府・民主党が「社会保障・税一体改革」の中で障害者自立支援法廃止後の新法制定に後ろ向きで、同法の手直しで済ませようとしていると批判。一方、この1年間の障害者運動について、「今までになく共同が広がった」として、「あらためて憲法25条に輝きを持たせて社会保障の拡充をすすめる運動を広げよう」と訴えました。

 障害児支援や年金・雇用など八つのテーマで分科会が開かれました。障害者自立支援法・新法「障害者総合福祉法」の分科会では、障害者(児)を守る全大阪連絡協議会の井上泰司さんが、東日本大震災で被災した障害者がさまざまな困難を強いられたのは、社会保障制度が権利保障の観点に立っていないからだと指摘。国の障がい者制度改革推進会議・総合福祉部会が新法へ向けて出した「骨格提言は障害者の権利保障するのが国・自治体の責務とするとしている」と強調しました。

 堀木訴訟の代理人を務めた藤原精吾弁護士・兵庫障害者センター代表が、記念講演を行いました。

 障害者団体をはじめ、広く国民と共同して社会保障・障害者運動をさらに前進させるとしたアピールを採択しました。

 同集会・行動は、5日までの日程。5日は、厚生労働省をはじめ、関係省庁と交渉などを行う予定です。


(写真)全国から大勢が参加した障全協全国集会・中央行動=4日、東京都千代田区

2011年12月5日(月) しんぶん赤旗

コーダ:手話は親子の大事な言語 「聞こえない」育児にヒント、経験者体験をDVDに

2011年12月06日 01時53分16秒 | 障害者の自立
 耳の聞こえない親が聞こえる子を育てるための情報が乏しい中、社会福祉法人「聴力障害者情報文化センター」(東京都目黒区)がDVD「CODA(コーダ) ぼくたちの親はきこえない」を製作した。当事者の親子が実際に直面した迷いや悩み、それらを乗り越えていく過程などを紹介。希望者に無料配布しており、製作者らは「育児に不安を抱えるろう者の孤立を防ぐとともに、社会の理解を広げたい」と話している。

 「コーダ」は「Children Of Deaf Adults(聞こえない親を持つ子供たち)」の略。コーダの研究をしている日本学術振興会の渋谷智子・特別研究員によると、ろう者から生まれる子の約9割は健聴者と言われ、家庭内では手話で育てられ、家庭外では音声日本語を使うことが多い。成長後に手話通訳士になる人もいる。

 DVDは渋谷さんが発案。三菱財団の助成を受け、健聴者、ろう者、コーダのスタッフが1年半がかりで製作した。乳幼児期▽学齢期▽思春期--などの5部構成。当事者がそれぞれの体験を語っており、子供の成長過程に応じた課題や、解決に向けたヒントが示されている。

 乳幼児期の部では、「子供は聞こえるのに手話で育てていいのか」と迷っていた母親が、手話は親子をつなぐ大事な言語だと考え直し、3人の子を育てているケースを収録。学齢期の部では、学校で音読の宿題を出された子が、母親の代わりに健聴者の祖母に教科書のコピーをファクスで送り、電話越しに音読をチェックしてもらった例を紹介している。

 製作に参加した「コーダを育てる会」の伊藤美緒代表(30)は「手話で育てると、子供の日本語能力の発達が遅れてしまうのではと心配するろう者は多い。親も子も多くの悩みに直面するが、DVDを見て『自分たちだけじゃないんだ』と知ってほしい」と話す。

 DVDは2000部作り、約1000部を全国のろう学校などに寄贈、残りを無料配布している。問い合わせはメールで同センター(codadvd@jyoubun-center.or.jp)。


コーダのDVDを手にする渋谷さん=東京都目黒区で2011年11月4日午後5時36分

毎日新聞 2011年12月5日 東京夕刊

街の表情絵で 聴覚障害の杉本さん 3D作品展

2011年12月06日 01時49分54秒 | 障害者の自立
 街角の風景や子どもたちを題材にした立体アート作品を制作している聴覚障害者の杉本聖奈(まりな)さん(25)=目黒区中央町=が十九日から、中央区銀座二の「ギンザギャラリーハウス」で個展を開く。街で感じた「わくわくした気持ち」を素直に表現して、見る人と気持ちを通わせたいとの思いを胸にこの一年、制作に没頭してきた。

 聖奈さんは、豊島区にある美術造形専門学校の研究科に在籍し、イラスト作家を目指している。

 三歳の時に先天性聴覚障害と診断された。九歳まで都立大塚ろう学校など特別支援学校に通ったが、「ことばの絵カード」作製などの大量の単語学習は大の苦手だった。

 ただ、「気持ちを素直に表現するための絵カードづくりは好きになった」と母親の香苗さん(51)。世田谷区のフリースクールに通うなどして単調な学習の重圧から解放されると、一念発起し都立工芸高定時制アートクラフト科を受験。同校でデザインなど幅広く学んだ。

 今回展示するのは約四十点。鉛筆でデッサンした後、パソコンでイラスト画に仕上げた。米ニューヨークのポップアーティスト、ジェームス・リジィーの作品に触発され、人物などを重層的に配した躍動感あふれる3Dアートになっている。

 秋葉原の街を描いた作品「電気の街」では、街を歩く一人一人から多彩な表情が読み取れ、「人生いろいろ。」と言葉を添えた。

 二十四日まで。問い合わせは、聖奈さんの工房のメールアドレス=info@cw-fronte.com=かファクス=03(6412)8617=へ。 


2011年12月5日 10時11分 (東京新聞)

御坊市内に重度障害者ケアホーム

2011年12月06日 01時47分44秒 | 障害者の自立
2011年12月 6日

 県福祉事業団が市内薗と湯川町富安地内の2カ所で、重度障害者を受け入れる「ケアホーム」の建設を進めている。いずれも入所定員は7人で、来年4月1日からの同時オープンを目指している。ケアホームはことし4月に太陽福祉会が薗地内に定員7人の「なごみ」を開設したばかりだが、日高地方でのニーズはまだまだ高く、一層の受け入れ施設充実に期待がかかる。


 ケアホームはグループホームなどに比べて重度の知的、精神障害者が日常に近い状態で生活できるように配慮した施設で、プライバシー保護へ個室を利用しながら食事などの介護が受けられる。福祉事業団が建設しているのは御坊小学校北と湯川文化会館北。いずれの施設も面積約270平方㍍で、木造平屋建て。現場での工事は順調に進んでおり、御坊小北はすでに棟が上がっている。


 同事業団は「ケアホームが必要な人の実態は、はっきり把握できていないが、由良町のあかつき園やみのり園の利用者が約300人おり、この利用者たちが地域で生活できるケアホームが必要ではないかという議論もある。今後もケアホームの数を増やしたい」と話し、さらに「今回は新築で建設するが、例えば県営、市営、町営の住宅をケアホーム用に貸すような行政の協力も必要」と訴えている。

日高新報

障害者雇用最多2022人 民間企業法定雇用率には届かず

2011年12月06日 01時46分23秒 | 障害者の自立
 県内の民間企業で働く障害者数(6月1日現在)が、過去最多の2022人に上ったことが山形労働局のまとめでわかった。一方、民間企業の障害者の雇用率は1・55%で全国平均(1・65%)を下回り、法定雇用率(1・8%)に届かなかった。

 障害者雇用促進法は、民間企業(従業員数56人以上)で全労働者の1・8%の障害者雇用を義務づけている。

 今回調査対象となった民間企業は746社で、法定雇用率を達成したのは374社(50・1%)。今年から、短時間労働者数の算定も始めたことなどから、被雇用者数は2022・0人で、昨年比129・5人増となった。

 ただ、同労働局では、「障害の種類や程度が様々で、職場のマッチングが難しく、障害者の雇用に二の足を踏んでいる企業がある」などと課題を指摘。障害者を1人も雇用していない企業は254社に上り、法定雇用率を達成していない企業の68・3%を占めた。

 一方、公的機関の障害者の雇用率をみると、県と県警(法定雇用率2・1%)はそれぞれ2・1%と、2・38%。県教委(法定雇用率2・0%)は1・77%だった。

(2011年12月5日 読売新聞)