県工業技術センター(大村市)と、化粧品メーカーの「ツバキ美容長崎研究所」(雲仙市)が真珠養殖で出る貝殻のタンパク質を生かしたスキンクリーム「パール美珠」を共同開発した。年間500トン超の貝殻のほとんどが廃棄処分されており、有効活用と、新たな県ブランド商品として期待される。
同センターは2008年から貝殻の活用を研究してきた。貝殻の表面を磨き、取り出した光沢のある真珠層を調べたところ、シミの原因であるメラニン生成を抑えるタンパク質が含まれていることが分かった。
ツバキ美容長崎研究所が、このタンパク質と県産つばき油を含む天然成分配合のスキンクリームを製品化した。貝殻は田崎真珠(神戸市)の九十九島養殖場(佐世保市)が提供、同社の創業者が設立した身体障害者授産施設「大村パールハイム」(大村市)の利用者が貝殻を磨く作業などを担うことになった。
スキンクリームは、皮膚の乾燥を防ぎ、張りや艶を与えるという。大村パールハイムのほか、県内の物産店などで販売する。80グラム入りで3200円。問い合わせ先は大村パールハイム=0957(53)6709。
=2011/12/27付 西日本新聞朝刊=
同センターは2008年から貝殻の活用を研究してきた。貝殻の表面を磨き、取り出した光沢のある真珠層を調べたところ、シミの原因であるメラニン生成を抑えるタンパク質が含まれていることが分かった。
ツバキ美容長崎研究所が、このタンパク質と県産つばき油を含む天然成分配合のスキンクリームを製品化した。貝殻は田崎真珠(神戸市)の九十九島養殖場(佐世保市)が提供、同社の創業者が設立した身体障害者授産施設「大村パールハイム」(大村市)の利用者が貝殻を磨く作業などを担うことになった。
スキンクリームは、皮膚の乾燥を防ぎ、張りや艶を与えるという。大村パールハイムのほか、県内の物産店などで販売する。80グラム入りで3200円。問い合わせ先は大村パールハイム=0957(53)6709。
=2011/12/27付 西日本新聞朝刊=